仰天!あの「SEX教団」元幹部が市長になった
(週刊朝日 2011年01月28日号配信掲載) 2011年1月19日(水)配信
登庁式では「生の私のことを知ってほしい」と述べていたが…… [拡大]
「カルト出身の市長が誕生した。すごい時代になったものだ」
さる公安関係者がそう漏らした。昨年11月、福岡県古賀市の市長選で当選した竹下司津男氏(42)のことだ。
「当人は、もう教団とは関係ないと言っているようですが、わからない。ともあれ、一時期は教団のリーダー的な存在だったのは事実です」(同じ公安関係者)
カルト教団とは、「SEX教団」として知られる「摂理」である。1980年ごろに韓国で創設され、特異なキリスト教解釈をベースに勢力を拡大し、数年後には日本にも進出。東大、東京外大、早大など有名大学の学生を中心に信者を獲得したが、宗教団体であることを隠した悪質な信者勧誘や、脱会希望者への執拗な引き留め行為、さらには教祖のわいせつ行為などが社会問題化した。
教祖・鄭明析(チョンミョンソク)は08年、女性信者への強姦致傷などの容疑で韓国で逮捕され、懲役10年の刑が確定、服役中である。日本の女性信者が多数、性的被害にあったことも明らかになっている。
竹下氏は、その団体で牧師資格を取得し、東京本部で実質的代表を務める一方、教祖をまねるかのような行為にも手を染めていたとみられている。
教団の脱会者から数多くの相談を受けている渡辺博弁護士は次のように語る。
「教祖だけでなく、竹下氏に関する相談もずいぶん受けました。悪質な勧誘はもとより、脱会した人への嫌がらせや、さらに教祖から性的暴行を受けた信者に対し口封じの目的で脅迫メールを送りつけ、ノイローゼ状態にしたなどというひどいものもありました」
脱会した女性信者は、記者にこう語っていた。
「教えにかこつけて竹下さんからわいせつ行為を受けたことはショックでした」
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