関西テレビ放送株式会社

大阪市営地下鉄中央線で運転士が居眠りをし、駅のホームの停止位置を４０メートル走り過ぎるオーバーランのトラブルがありました。
オーバーランがあったのは、大阪市営地下鉄中央線の弁天町駅で、コスモスクエア発、学研奈良登美ヶ丘行きの列車です。大阪市交通局によると午後０時半頃、列車が駅に入った際、運転士によるブレーキ操作が遅れ、停止位置をおよそ４０メートル過ぎて停止しました。運転士は「眠気を感じて意識がなく、途中で気づいて停止させた」と話しているということです。大阪市交通局の中谷任克運転管理担当課長は「眠気を感じることそのものが、運転士業務としてはあってはならないこと。非常に申し訳ないと思っています」と話しています。大阪市営地下鉄では先月にも、長堀鶴見緑地線の運転士が眠気により駅でドアを開け忘れるトラブルがあったばかりです。

嘘の投資話で高齢者から金をだまし取ったとして逮捕されていた元・投資会社経営の男らが、他にも３人の高齢者からおよそ７００万円をだまし取ったとして再逮捕されました。
詐欺の疑いで再逮捕されたのは、投資会社の元経営者・横田眞人容疑者（３８）ら６人です。警察よると横田容疑者らはおととし、高齢の女性３人に「絶対に損はさせません」などと嘘の投資話を持ちかけ、合わせておよそ７００万円を騙し取った疑いが持たれています。横田容疑者らは「ＣＦＤ」とよばれる仕組みの分かりにくい金融商品への投資を高齢者に呼びかけ、金をだまし取っていたとみられています。横田容疑者らは同じように４人の高齢女性から合わせておよそ１２００万円をだまし取ったとして、先月既に逮捕されています。警察は横田容疑者らがほかにも数百人から十数億円を集めていたとみて余罪を調べています。

２日午後、大阪市港区にあるクリーニング店で屋上部分の物置が焼ける火事があり、店主の７１歳の男性が病院に運ばれました。
火事のあった建物からは真っ黒な煙が吹き出し窓からは炎が。
隣りの建物の屋根では消防隊員に助け出された男性が座り込んでいます。
午後２時２０分ごろ、大阪市港区市岡一丁目にあるクリーニング店の屋上から火が見えると近くにいた人から消防に通報がありました。
火は約３０分後にほぼ消し止められましたが、建物の屋上にある物置約２５平方メートルが全焼しました。
目撃した男性は「屋根から炎が突き破るような感じで出ていた。手すりに人がぶら下がっていて飛び降りようとしていたが下りられなかった」と話していました。
この火事でクリーニング店を営む７１歳の男性が屋上から逃げられなくなり、消防に救出されました。
男性は顔などを火傷し現在治療中です。
男性は「物置に電話の子機を取りに上がったら既に火が出ていた」と話しているということで、警察と消防は３日、実況見分を行い、詳しい出火原因を調べる方針です。

去年３月、奈良県桜井市で、当時５才の男の子を餓死させたとして、起訴された母親の裁判員裁判が始まり、母親は起訴事実を認めました。
桜井市の無職・吉田眞朱被告（２７）は、去年３月、夫と共謀して当時５歳の長男・智樹ちゃんに十分な食事を与えずに、餓死させた保護責任者遺棄致死の罪に問われています。
２日の裁判で眞朱被告は「私のせいで亡くなったのは事実、私がお母さんじゃなかったら」と起訴事実を認めました。
また、弁護側は「被告は当時、心神喪失・耗弱状態だった」と主張しました。
一方、検察側は冒頭陳述で「被告らは留守の間、長男をトイレに閉じ込め食事もろくに与えなかった」と指摘しました。
その上で、「たたいたり、殴ったりして服に血やよごれがついても、同じ服を着せたままにしていた」と述べました。

急増する中国人観光客を取り込もうと、大阪で中国の旧正月、春節に合わせた観光客向けのセールが始まりました。
関西空港で熱烈な歓迎をうけたのは中国や台湾からの観光客です。
中国は旧正月の春節に合わせた大型連休に入っているのです。
大阪市は関空とタッグを組んで中国人観光客向けのセールをＰＲ。
中国の旧正月に合わせて日本でセールが行われるのは異例のことですが、市内の百貨店や商店街など１３の施設が参加しました。
今回のセールに参加した商店街の一つ、心斎橋筋商店街では、パスポートを見せると６日まで３割ほどの店で５％オフのサービスが受けられます。
心斎橋筋商店街振興組合・前田雅久事務局長「リーマンショック以来、日本人の売り上げが落ちてきている。
私たちとしては新しいマーケットができたわけですから、その方々に対して取り組みを強化することによって売り上げをカバーできれば」と話しました。
商店街を潤す中国人観光客。
今では多い時で売り上げの半分を海外からの観光客がしめるというこのドラッグストアでは、１年以上前から中国語を話せるスタッフを雇い対応しています。
「これは日本にしかないシリーズです」（店員）
「もちろん私も日本限定のものを買いますよ」（中国人観光客）
こちらの中国人観光客のグループは化粧品や湿布、爪切りなどを４万円分もまとめ買いしました。
「そんなに多いとは思いません。東京いったら他の買い物をしたいから」（中国人観光客）
コクミン心斎橋中央店・秋元陸さん「単価がやはり日本人と違うし、１品のまとめ買いのお土産などで売り上げが多くなる。今はやっぱり中国人観光客の風が吹いているんでそこに帆をたててやっていきたいと思う」と話しました。
マーケットに吹く中国人観光客の風はしばらく止みそうにありません。

ことしもバレンタインデーが近づいてきました。
さまざまなアイディアを凝らしたチョコレートが出そろい、盛り上がりを見せるバレンタイン商戦を取材しました。
大好きな人へチョコレートを渡して想いを伝えるバレンタインデー。
最近では「ご褒美チョコ」や男性から女性へ送る「逆チョコ」など新たな展開を見せています。
ことしは２年ぶりに平日ということもあり、職場などで配る「義理チョコ」の需要が増えると期待され、百貨店ではバレンタイン商戦が熱を帯びています。
高島屋大阪店では、自然発酵したベルギー産のビールが入ったチョコなど、お酒を取り入れた商品がことしの目玉。
舌の肥えた大人の客を楽しませてくれそうです。
日本で消費されるチョコレートの３分の１がこの時期に売れるとあって、百貨店もあの手この手で商品を売り込みます。
梅田の阪急百貨店では発展途上国で栽培されたカカオを原料に現地の工場でつくられたフェアトレードの商品を販売しています。
また売り上げの一部が世界の貧しい国の子どもたちに寄付されるこれらのチョコレート。
一粒ずつ食べていくと・・・パッケージの底には、フランス語で「ａｍｏｕｒ」（アムール・愛情）という秘密のメッセージが出てくるんです。
親子でチョコを買いに来た女性客は、「どれもきれいで美味しそうで目移りしちゃって決められないんです」。
子どもは、「おいちかった。お兄ちゃん大好きだから、あげたい」。
女友達と上司へのチョコを買いに来た女性は、「渡す人の顔を思い浮かべながらこの人はかわいい系がいいかなとか考えながら選んでます」記者：「愛しの人へのチョコは買いますか？」「残念ながらないんです」。
１年に一度のバレンタインデー。
あなたは誰にどんなチョコをプレゼントしますか〜？

部下の証拠改ざんを隠ぺいしたとして起訴された大阪地検特捜部の元副部長が、故意の改ざんと認識していたことを示すメモを、庁舎内に残していたことが分かりました。

特捜部の元副部長・佐賀元明被告（５０）は、部下だった前田恒彦被告（４３）が証拠品のフロッピーディスクを改ざんしたと知りながら、犯行を隠ぺいした罪に問われていますが、無罪を主張しています。関係者によりますと、佐賀被告が去年１月に前田被告と電話で話した際、フロッピーディスクの作成日時について、「本当は（２００４年の）６月１日だったが、６月８日に変えた」とするメモを書き残していたことが分かりました。佐賀被告はこのメモを庁舎内の文書廃棄箱に捨てましたが、中身が回収される前に最高検が見つけたということです。最高検は、廃棄箱が個人用であることなどから佐賀被告のメモと特定し、意図的な改ざんだと認識していたことを示す有力な物証とみています。

２日午後、大阪市港区の３階建ての建物で火事があり、消火活動が続いています。
午後２時２０分すぎ、大阪市港区市岡１丁目の３階建て建物の屋上から「火が見える」と、近くにいた人から消防に通報がありました。
消防隊が駆けつけて消火活動が行われています。
建物の中には一時数人が取り残されていましたが、レスキュー隊によって助け出されています。
けが人の人数など、詳しいことはわかっていません。

開発が進められている、ＪＲ大阪駅の北側の通称「北ヤード」の新しい呼び名が発表されました。
２日午前、大阪市は大阪駅北側の貨物駅跡地、通称「北ヤード」の新しい名称が「うめきた」に決まったと発表しました。
このエリアでは、商業施設やホテル、マンションなどが入る４つの高層ビルの建設が進んでいて、経済や先端研究の新たな拠点として注目されています。
新しい名称は４３００件余りの応募の中から、５つの最終候補に絞られ、「梅田の北だと、簡単に想像できて、語感が大阪っぽい」などの理由で「うめきた」に決まりました。
平松市長は、「いいですね。説明を聞けば聞くほど、『うめきた』という感じ。非常にありがたい。ずっと『うめきた』で通していきたい」と満足そうに話していました。
平松市長は今後、住所表示も「梅北」にするなどして、浸透を図っていきたいと話しています。

完成すれば、日本一の高さ約３００メートルとなる阿部野橋ターミナルビルタワー館(仮称)の工事で２日朝、最初の柱が立てられ、関係者が工事の安全を祈願しました。
大阪市阿倍野区にあった、近鉄百貨店阿倍野店の旧館が取り壊された建設予定地では、２日午前８時半から、建物を支える３３００本の柱の最初の１本を据え付ける作業が始まりました。
続いて、ビルの関係者らが参加して、作業中の安全を祈る式典が行なわれました。
建設が始まった阿部野橋ターミナルビルタワー館は完成すれば、約３００メートル、横浜市のランドマークタワーを超えて日本一の高さとなる複合ビルです。
近畿日本鉄道谷口宗男専務取締役は、「鉄道、流通、不動産、ホテル・レジャーの４つを強化したい。その集大成がこのビルです」と、建設への意気込みを話しました。
このビルには、隣に立つ新館と合わせて日本最大の売り場となる近鉄百貨店が入居するほか、オフィスやホテルが入居する予定です。
完成は３年後の春の予定です。

滋賀県の私立高校では、一斉に入学試験が始まりました。
滋賀県内にある全日制９校と定時制１校の私立高校では、２日から入学試験が始まりました。
大津市の比叡山高校でも、午前９時半の試験開始の合図とともに、受験生たちが問題用紙に取り組みました。
滋賀県の私立高校では、今年度の全日制の募集定員２４３７人に対して、１万３３５人が受験し、志願倍率は４．２４倍と、去年に比べて０．２３ポイント下がっています。
前日までは滋賀県内も大雪に見舞われ、交通機関に影響が出ましたが、この日は穏やかに晴れて、受験生たちも試験に集中できるようでした。
合格発表は今月７日です。

滋賀県では、２月３日の節分にちなんで、鬼が描かれた凧ばかりを展示した、「鬼の凧」展」が開かれています。
「鬼の凧」展が開催されているのは、滋賀県東近江市の八日市大凧会館で、全国各地に伝わる鬼を描いた、様々な凧２７点が展示されています。
山口県の見島に伝わる「見島鬼ようず」は、男の子の誕生を祝って揚げられる凧で、鬼のように強く、それでも優しくあってほしいと、「鬼の目にも涙」が表現されています。
ほかに、新潟県の小千谷に伝わる盃の形をした「小千谷盃凧」など、１５道府県の華やかな凧が並んでいて、訪れた人は力強い鬼が描かれた凧をじっくり鑑賞していました。
期間中は、鬼のお面や福豆のプレゼントも用意されています。
この鬼の凧展は、今月２１日まで開かれています。
【鬼の凧展】八日市大凧会館（滋賀・東近江市）今月２１日まで