関西テレビ放送株式会社

神戸市中央区のポートアイランドで、小学生の男の子が路線バスと衝突しました。男の子は、頭などを強く打ちましたが、命に別条はないということです。

３１日午後５時半ごろ、神戸市中央区のポートアイランドの交差点で、「路線バスが、男の子と衝突した」と通報がありました。
救急隊が駆けつけると、近くに住む小学６年生・堀口幸輝君（１１）が倒れていて、頭などを強く打っていたため病院に運ばれましたが、命に別条はないということです。
また、路線バスには、乗客約２０人が乗っていましたが、けがはありませんでした。
事故現場は信号のある市道の交差点で、警察によりますと、幸輝君は直前まで母親と一緒にいましたが、事故当時は１人で横断歩道を渡っていたということです。
バスの運転手は「信号は青だった」と話していて、警察は詳しい事故の原因を調べています。

去年１０月、神戸市西区の県道でバイクに乗っていた男性を無免許運転でひき逃げし死亡させたとして、３１日、６６歳の無職の男が逮捕されました。

ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の仲井亮一容疑者（６６）です。
警察の調べによりますと、仲井容疑者は去年１０月、神戸市西区の県道で無免許で車を運転し、大型バイクに乗っていた福井章人さん（当時４１歳）をひき逃げした疑いがもたれています。
福井さんは全身を強く打ち病院に運ばれましたが、まもなく死亡しました。
仲井容疑者は現場に車を残したまま逃走し、指名手配されていましたが、先月、別の車を盗んだとして兵庫県相生市で逮捕されました。
その際、ひき逃げ事件への関与を自供していて、「逮捕されるまで、飼っていた犬と一緒に空き家で潜伏生活をしていた」などと供述しています。

近畿北部も記録的な大雪に見舞われました。降り積もった雪は、各地で人々の生活に大きな影響を及ぼしています。

一面に広がる真っ白な世界。
日本海から流れ込んだ雪雲の影響で、近畿北部では先週末から各地で記録的な大雪となり、住民たちは対応に追われています。
一方、滋賀県の北部も大雪に見舞われ、長浜市余呉町では観測史上最大となる２４９ｃｍの積雪を記録しました。
今回の大雪で交通機関にも影響が出ています。
鉄道では３０日夜からＪＲの特急「サンダーバード」が運休。
米原駅では北陸方面に向かう予定で立ち往生となった１１９人の乗客が、列車内で一夜を明かしました。
乗客は「スキーに行く途中で足止め。こんな目にあうとは」、「動かなければ今夜も列車に泊まるか…」と話していました。
ＪＲ西日本によりますと、３１日は大阪と北陸方面を結ぶ特急列車が終日運休となったほか、山陰線でも一部運休が出ています。
また高速道路では、北陸自動車道下りは長浜ＩＣ〜今庄ＩＣ、上りは木之本ＩＣ〜福井ＩＣが通行止めになっています。
今回の大雪はひとまずピークを過ぎたと見られますが、降り積もった雪が崩れやすくなっているため、雪崩や屋根からの落雪に注意が必要です。

無許可で客にダンスをさせるなどして風俗営業を行ったとして、大阪・アメリカ村のナイトクラブの経営者の男ら３人が逮捕されました。
アメリカ村でのナイトクラブ摘発はこれで２度目です。

大音量の音楽が流れる、大阪アメリカ村のクラブ「ｊｏｕｌｅ」。
３１日未明、警察の摘発を受け、経営者の黒崎禎一郎容疑者（７６）ら３人が逮捕されました。
黒崎容疑者らは無許可で客にダンスをさせたり酒を提供する、風俗営業をした疑いがもたれています。
近くの人は「ものすごい音です。地響きがする感じ。コンビニエンスストアも揺れていたので・・・」と話していました。
黒崎容疑者は容疑を認める一方、「他の店も同じように違反している」と話しているということです。
アメリカ村では、深夜の騒音などについて苦情が相次いでいて、警察は先月にもナイトクラブ２店舗を摘発しています。

兵庫県加西市で先月、警備員の男性が殺害された事件で、逮捕された男らが借金を返済しにくると書かれたメモが、被害者の自宅にあったことがわかりました。

強盗殺人の疑いで逮捕された、無職の原田則幸容疑者（５９）と、職業不詳の泉本敏樹容疑者（５３）は先月、加西市の警備員・内藤公丈さん（５５）をナイフで刺して、殺害した疑いがもたれています。
調べによりますと、２人は内藤さんにおよそ１０００万円の借金がありました。
事件があったのは、先月８日の夕方から９日未明にかけてとみられますが、内藤さんの自宅には、２人が先月１０日ごろに借金を返済しに来ると書かれたメモがありました。
また、２人が内藤さんを殺害した際に、数十万円の金品を持ち去った疑いがあることも新たにわかりました。
内藤さんの親族は「円満に解決できる方法はほかになかったのか、ここまでせなあかんかったのかと、会って言いたい」と話しました。
警察は、犯行の動機とみられる、借金を巡るトラブルの経緯について詳しく調べています。

大阪府が建設の是非を検討している槇尾川ダムについて、橋下知事は先週末、地元住民たちと意見交換会を行ないました。議論は４時間に及びましたが、両者の溝は埋まりませんでした。

【橋下知事】「皆さんは色んな思いがあるからダム・ダムと言うが、ホントにダムを作って、あそこがあの川のままで安心・安全なんですかというところを問いたいんです。今やらなきゃいけないのは河川改修なんです、まず最初に」
先週金曜日、大阪府の橋下知事は、和泉市に建設中の槇尾川ダムについて地元の住民や市長らと意見交換を行いました。
実は槇尾川ダムの建設を巡っては、おととし９月に本体工事が始まったものの、その直後に橋下知事が「ダムは原則作りたくない」と“待った”をかけているのです。
工事は１年以上にわたって中断。
橋下知事は、川幅の拡張や護岸の整備といった「河川改修」を行う方が、ダムを作るよりも治水対策としてより有効で安全だと主張しますが、地元の反発は強く、最終的な結論は未だに出ていません。
【地元住民】「ダムを作っていただくことが安心・安全だと思っております。皆さんの思いは同じだと思っております」
【橋下知事】「河川改修の方がより安心・安全だという場合でも、まずダムの方ということなのでしょうか？」
【地元住民】「はい、ダムだと思っております」
【橋下知事】「それはより安心・安全な方を取られないのでしょうか」
【和泉市議】「河川改修するって勝手に言って、改修に必要な土地を住民が売ると思いますか？ダムの建設を計画したのは大阪府ですよ。間違えたらあかんで。地元ちゃうで大阪府やで。しっかりしてくださいよ」
【橋下知事】「あなたはそしたらダムを造りたいだけなんですか？安心・安全はどうなんですか？」
【和泉市議】「ダムを作ることによって安心や」
【橋下知事】「どっちの方が安心・安全なんですか？」
【和泉市議】「ダムの方が安心ですよ」
【橋下知事】「その根拠は？」
【和泉市議】「根拠はって、あんたねぇ・・・」
変わらない地元の意思。
河川改修をおこなうには新たに土地の買収が必要で、地元の協力が不可欠なため橋下知事は、強引に「脱ダム」を進める訳にもいかないのです。
【和泉市・辻市長】「今、知事がされることはこれ以上協力を求める事ではなく今までの地元の協力を形（＝ダム）として返すことではないかと思います」
議論は終始平行線。
４時間に及んだ意見交換会は、お互いに歩み寄りのないまま幕を閉じ、橋下知事は終了後、「きょうの意見交換会を踏まえて、もう一度よく考えて最終判断をしたいとおもっています。意見交換会を再び開くことは、基本的には無いです。十分住民の皆さんのご意見とか感情的な物とかは、十分承りました」と話しました。
ダム建設か、脱ダムか・・・迷走を続ける議論に、橋下知事はどのように終止符を打つのでしょうか。

去年１１月に、韓国で発生した口蹄疫が拡大していることを受け、関西空港では３１日から検疫体制を強化しています。
関西空港の入国ゲートには、口蹄疫ウイルスの国内侵入を防ぐため消毒用のマットが設置されました。
去年１１月に、韓国で発生した口蹄疫は感染が拡大し、約２８０万頭の牛や豚が殺処分の対象となっています。
また、中国や台湾、モンゴルなどでも、口蹄疫の感染が確認されており、動物検疫所では検疫探知犬による検査体制を強化するほか、国内に肉製品を持ち込まないよう呼びかけています。
動物検疫所関西空港支所の藤岡友人さんは、「農場などには極力立ち寄らず、立ち寄った場合には、動物検疫所まで申し出てほしい」と話しました。検疫の強化は、日本への入国者が多い来月末まで行われるということです。

兵庫県の農家らがトラクターで三宮の街をデモ行進し、ＴＰＰ「環太平洋パートナーシップ協定」への参加反対を呼びかけました。
正午過ぎ、兵庫県の農家約１００人が三宮に集まり、ＴＰＰへの参加反対を訴えました。
農家の人たちは、「私たちが農村に住み、農業を続けているからこそ、きれいな空気や水を作り出している。こういう日本の国土をダメにするのか」と訴えかけました。ＴＰＰに参加すると、輸入品への関税が原則なくなり、農作物がこれまでより安く輸入されるようになります。
このため、農家の経営が成り立たなくなるとして、兵庫県の農家がトラクターを連ねて、昼休みの人たちにアピールしました。
参加した農家は、「ＴＰＰへの参加で、食糧自給率はさらに低くなる」と訴えていました。

近畿北部でも３１日、大雪となり、鉄道などの交通機関にも影響が出ています。
強い冬型の気圧配置の影響で、近畿北部には日本海から断続的に雪雲が流れ込み、兵庫県香美町の港では漁船の雪下ろしに追われています。
漁師の男性は「（漁船が）沈んだら、怖いですので」と言いながら、雪下ろし作業に精を出していました。３１日午前１１時現在の積雪量は、滋賀県長浜市で２４９センチ、兵庫県香美町の兎和野高原で１７８センチ、豊岡市で７１センチとなっています。
豊岡市内に住む人は、「雪の量が例年より多いです。倍から３倍」と話していました。
ＪＲでは除雪作業のため、山陰線や北陸線の一部の区間で運転を見合わせているほか、新幹線にも１０〜２５分の遅れが出ています。
雪は３１日いっぱい降り続く見込みで、夕方にかけて厳重な警戒が必要です。　＜ＪＲ運転見合わせ＞
　〇山陰線・城崎温泉〜東浜　〇北陸線・長浜〜敦賀
　〇湖西線・近江今津〜近江塩津

兵庫県加西市で警備員の男性が殺害された事件で、逮捕された男らが被害者から借りた１０００万円の返済期日が迫っていたことが被害者のメモから分かりました。
この事件は先月９日の早朝、加西市中山町の住宅で、警備員の内藤公丈さん（５５）が刃物で殺害されているのが見つかったものです。
強盗殺人の疑いで３０日逮捕された原田則幸容疑者（５９）と泉本敏樹容疑者（５３）は、いずれも容疑を否認しています。
その後の調べで、２人は内藤さんに約１０００万円の借金があり、内藤さんの自宅には、２人が「先月１０日ごろ返済にくる」と書かれたメモが残されていたということです。
また２人が内藤さんを殺害した際に、数十万円の金品を持ち去っていたことも新たに分かりました。
内藤さんの親族は、「円満に解決する方法はなかったのか。ここまでせなあかんのかって、会って言いたい。」と話していました。
警察は犯行の動機とみられる借金を巡るトラブルの経緯について、詳しく調べています。

今月２９日、大阪市東淀川区のマンションで、小学３年生の女の子が首などを刃物のようなもので切られた事件を受け、警察と住民が付近で警戒を強めています。
事件があったマンション付近では、警察がパトロールを行うなか、住民に付き添われて登校する小学生の姿が見られました。
この事件は２９日、東淀川区淡路３丁目にあるマンションのエレベーター前で、近くに住む小学３年生の東原咲紀（９）ちゃんが倒れているのが見つかったものです。
咲紀ちゃんは、右ほおと右首筋に数カ所刃物のようなもので切られた跡がありましたが、命に別条はありません。
現場のマンションには、咲紀ちゃんの祖母が住んでいますが、咲紀ちゃんが倒れていたそばに、祖母の部屋の鍵が落ちていたということです。
咲紀ちゃんが持っていたとみられるショルダーバッグや凶器と見られる刃物が見つかっていないことから、警察は強盗殺人未遂事件として捜査しています。

大阪・ミナミの路上で男子大学生が３１日未明、３人組の男に殴られ、ボストンバッグを奪われました。
バッグには現金約２０万円が入っていたということです。
３１日午前３時４０分ごろ、中央区宗右衛門町１丁目で大学生（２１）が「肩があたった」と因縁をつけてきた３人組の男に殴られ、持っていたボストンバッグを奪われました。
大学生は顔を殴られ、唇を切るなどの軽いケガで、奪われたボストンバッグには現金約２０万円が入っていたということです。
３人はいずれも２０歳くらいで、身長は２人が１６５センチぐらい、もうひとりが１７０センチぐらいで、軽トラックに乗って逃げたということです。
目撃者の話では、３人組は軽トラックにしがみつく大学生を振り切って堺筋を北に逃げたということで、警察は強盗傷害事件として３人の行方を追っています。