関西テレビ放送株式会社

経営再建に取り組む日本航空の大西賢社長は、３０日午後、社員らを激励するため関西空港を訪れました。
日本航空の大西社長は、コストカットなど厳しい環境下で働く社員らを励ますため、去年の末から全国の空港を回っています。関西空港でも不採算路線を運休するなどの再建策を進める中、大西社長は飛行機の運行を管理する部門や、カウンター業務などの担当社員らを激励しました。大西社長は「とりあえず今我々は財務的体力をしっかり蓄える。そのためには何をするのか、日々皆で奮闘している最中です。」と話していました。大西社長が関空支店を訪れるのは、去年２月の就任後初めてです。

兵庫県加西市で警備員の男性が刃物で殺害された事件で、警察は男性から借金をしていた知人の男２人を逮捕しました。
強盗殺人の疑いで逮捕されたのは、姫路市の無職・原田則幸容疑者（５９）と、太子町の職業不詳・泉本敏樹容疑者（５３）です。調べによりますと、２人は去年１２月８日から９日の間に、加西市中山町の住宅で、ここに住む警備員・内藤公丈さん（５５）をナイフで切りつけて殺害し、車などを奪った疑いが持たれています。内藤さんの自宅からは、内藤さんが２人にあわせておよそ１千万円を貸していたことを示すメモが見つかっていました。調べに対して原田容疑者は「内藤さんを知らないし、家に行ったこともない」と容疑を否認しています。また、泉本容疑者は原田容疑者を事件直前に内藤さん宅に車で送ったことは認めているものの、「強盗殺人については知らない」と供述しています。

３０日朝、兵庫県豊岡市の住宅の横に積もった雪の中で住人の８４歳の男性が死亡しているのが見つかりました。雪下ろしの作業中に屋根から転落したとみられます。

午前７時５０分頃、豊岡市日高町の岡田武夫さん（８４）の住宅の敷地内で、雪かきの手伝いに来た近所の男性（６９）が雪の中で岡田さんが死んでいるのを見つけました。この男性は、２９日、岡田さんと一緒に屋根に登って雪下ろしをしていて午後４時ごろ、男性が引き上げた後も岡田さんは一人で雪下ろしを続けていたということです。
近所の人は「武夫さん、危ないからおりなあかんと言った。そしてら、手をふって返事をした。（けさ雪の中で）きのう武夫さんが着ていたやっけ（上着）が見えて、急いで通報した」と話していました。

日高町では、２９日までに約２メートル、２９日夜から３０日朝にかけても約４０センチの積雪があったということです。

近所の人は「（雪下ろしを）業者の方に頼んだりやっているが、近所も自分のとこも大変でできない。皆お手上げですわ」と話しました。

岡田さんには肋骨部分を強く打った跡があることから、警察は岡田さんが雪下ろし中に屋根から転落して死亡したとみて調べています。

兵庫県伊丹市で野鳥の死骸から鳥インフルエンザウィルスが検出されたことを受け、環境省は近くの川や池で野鳥の糞を採取して感染状況を調べています。
伊丹市の昆陽池公園では３０日朝、環境省の職員らが園内の池にいる水鳥に鳥インフルエンザが感染していないか調べるため糞を採取しました。近くの池では今月、野鳥の死骸から強い毒性を持つ鳥インフルエンザウィルスが検出されていて、環境省は半径１０キロ圏内にある池や川で感染しやすいカモなどの糞を調査することにしています。また多くの水鳥が冬を越す昆陽池では現在、感染拡大を防ぐため池の周りの遊歩道の立ち入りが禁止されています。

「不用意に死んだ野鳥に触らないとか、糞がいっぱいある所に入っていかないということだけ気を付けて頂ければ大丈夫じゃないかと思います。」（環境省近畿地方環境事務所・佐々木仁統括自然保護企画官）

採取された糞は茨城県つくば市の国立環境研究所で検査され、２週間あまりで結果が出るということです。

２９日、大阪市東淀川区のマンションで、小学３年生の女の子が首などを刃物ようなもので切られた事件で、警察は現場検証を行い、詳しい状況を調べています。

この事件は、２９日午後２時過ぎ、東淀川区淡路３丁目のマンション３階のエレベーター前で、近くに住む小学３年生の東原咲紀（９）ちゃんが倒れているのが見つかったものです。警察によりますと、咲紀ちゃんは右頬と右首筋に数カ所刃物のようなもので切られた跡がありましたが、命に別条はないということです。
現場のマンションには咲紀ちゃんの祖母の家がありますが、咲紀ちゃんは２９日母親に「公園に遊びに行く」と言って、自宅から出かけたといいます。
咲紀ちゃんが持っていたとみられるショルダーバッグや凶器と見られる刃物が見つかっていないことから、警察は強盗殺人未遂事件として現場検証を行い、咲紀ちゃんの回復を待って事情を聴く方針です。

滋賀県のＪＲ北陸線では、観光用の蒸気機関車「ＳＬ北びわこ号」が雪景色の中を走りました。
「ＳＬ北びわこ号」は、１６年前から季節ごとに運行されていて、米原から木之本まで約４０分かけて走ります。３０日は滋賀県湖北地方で大雪警報が発表され、長浜市で１８４センチの積雪が記録されるなど、あたり一面、白銀の世界となるなか、家族連れたちがＳＬの旅を楽しみました。
乗客は
「良いですねのんびりした気分で、最高です。雪も見られて」
「楽しいね、昔を思い出す」と話していました。
この「ＳＬ北びわこ号」は、２月にも運行される予定です。

大阪・ミナミでは、節分を前に女子大生たちの巻き寿司まるかぶり大会が行われました。
１チーム３人が順番に長さ２０センチの太巻き寿司を食べ、その早さを競います。女子大生たちはことしの恵方南南東に向かい、大阪湾で採れた海苔で巻かれた太巻き寿司に悪戦苦闘。最後は２チームのデッドヒートとなりましたが、京都の女子大生チームが２連覇を果たしました。
【参加した女子大生】
「作戦はお茶で流し込むこと、去年と一緒です。２連覇できてよかった」
「味があまり分からなかった、しんどかったです」
女子大生たちは一足早く節分の気分を満喫していました。

まもなくスタートする大阪国際女子マラソンを前にスタートとゴール地点となる長居競技場では、親子が「ちびっこマラソン」に参加しました。
「ちびっこマラソン」は大阪国際女子マラソン３０回目を記念して初めて行われたもので、小学生と親のペア５５０組が参加し、１周４００メートルのトラックを走りました。
シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんも、子どもたちと一緒に走り、エールを送っていました。
参加者は「Ｑちゃんと手をつないではしってよかったです。」「寒くなかった」「上手に走れた」と話しました。
まもなく選手たちが熱戦を繰り広げるトラックを子どもたちは寒さに負けじと必死に走っていました。

２月３日の節分を前に、和歌山県では豆まきに使われる「祝升」や縁起物の「吉兆」を作る作業が最盛期を迎えています。
那智勝浦町の青岸渡寺では、お坊さんや職員らが、真新しい升に災難を払い福を呼び寄せようと「七難即滅」「七福即生」と焼印を押し、年号を書き入れていきます。
節分祭では１３００個の「祝升」が作られ、年男と年女が豆まきをするほか、一般の参拝者も買うことが出来ます。
一方、新宮市の熊野速玉神社では節分に飾ると幸福が訪れるとされる「吉兆」づくりが行なわれています。
巫女さんたちは柳の枝に、タイ、小判などの縁起物を飾りつけ、カラフルな餅花で完成させると広間は、一足早く春が訪れたかのようです。