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【プロ野球】

2・10 佑VS翔 フリー打撃対決

2011年2月4日 紙面から

守備練習で軽快な動きを見せる斎藤=沖縄・名護市の21世紀の森公園

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 日本ハムのドラフト1位、斎藤佑樹投手(22)=早大=が10日にもフリー打撃に初登板することが3日、内定した。2006年夏の甲子園で対戦した中田翔内野手(21)に対して投げる可能性も急浮上。実現すれば4年ぶりの“再戦”となる。また沖縄・名護キャンプの第1クール最終日のこの日、エースのダルビッシュ有投手(24)はブルペンで初めて捕手を座らせて26球の熱投。梨田監督からは5年連続の開幕戦登板を通告された。

 あの夏の激闘が再現される−。前日に初めてブルペン入りした斎藤が、5日からの第2クールでのブルペン調整を経て、第3クール初日の10日にも、フリー打撃に登板することが濃厚になった。この場で、2006年の夏の甲子園2回戦、早実−大阪桐蔭戦以来となる中田とのリマッチが見られそうだ。

 甲子園では、斎藤が中田を圧倒し、4打席で3奪三振。試合も早実が11−2で完勝し、そのまま優勝投手まで駆け上がった。あれから4年半。プロで大きく成長を遂げつつある中田と再び相対することで、斎藤はプロのレベルを肌で体感することができる。

 梨田監督は、佑VS翔の対戦の意図をこう説明した。「中田とは甲子園でも対戦しているし、斎藤にとってはプロの打者のレベルを測る物差しにしやすい。打者を見ながら投げられる投手だから」。中田も斎藤に刺激を受けているのか、今キャンプは充実。連日、居残り特打を敢行している。話題性だけでなく、首脳陣にとっても興味深い組み合わせだ。

 第1クール最終日となった3日、斎藤は30メートル程度のキャッチボールとランニングを中心とした軽めのメニュー。中田との対戦については「おぉーっ」と第一声の後で「まあ1人だけ意識するわけじゃないし、打撃投手なので打たせる感じで」と受け流し「早くプロのバッターを見てみたい」と初の実戦登板へ思いをはせた。中田との再戦が、斎藤にとって、プロの試金石となる貴重なマウンドになる。 (臼杵秀之)

 

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