ＫＡＲＡ５人そろって来日！

　分裂騒動で活動が危ぶまれていた韓国の人気ガールズグループ「ＫＡＲＡ」の５人が３日午前、テレビ東京系ドラマ「ＵＲＡＫＡＲＡ」（金曜深夜０時１２分）の収録のため羽田空港に到着し、待ちわびたファンに元気な笑顔を見せた。この日は公式ホームページ（ＨＰ）でも、５人そろっての活動継続を宣言したが、騒動の真相は明らかにされておらず、曲折も予想される。

　５人は来日直前、ＨＰで「私たちＫＡＲＡはこれからも５人で頑張っていきます。これからもＫＡＲＡをよろしくお願いします」とコメント。韓国・金浦空港を出発する際、リーダーのギュリ（２２）は地元報道陣に「新年から苦労が多かった。ファンの方々に心配をかけて申し訳ない」と陳謝した。

　羽田空港には午前１０時前に到着。一連の騒動後の公の場は初めてとあって、空港通路には約５０人の報道陣が集結。屈強なスタッフに囲まれたノーメークの５人が姿を現すと、報道陣から「日本のファンにひと言」などと質問が飛んだが、５人は無言を貫いた。騒動の中心人物とされるニコル（１９）は、終始うつむき加減だった。

　それでも、待ち構えたファンから「アンニョンハセヨ」と声が飛ぶと、５人は手を振り、笑顔でこたえてみせた。友人と応援に駆けつけた東京都内の大学４年生、山上聡美さん（２２）は「（騒動には）びっくりしましたが、５人で戻ってきてくれると信じていたのでうれしい」と喜んだ。

　収録先のテレビ東京天王洲スタジオに到着した５人は同局を通じ、あらためてコメントを発表。「日本のファンの皆さま、このたびは大変お騒がせ致しました。たくさんのご声援をいただいたことを大変うれしく思います。これからも一生懸命頑張りますので、どうか温かく見守ってください」と呼び掛けた。５人は数日間、滞在の予定。

　テレビ東京によると、今回の来日はＵＲＡＫＡＲＡの第５回放送（第４話）以降の撮影を行うためのもの。４日の放送は、第１〜３話（ソウル編）のダイジェスト版となるが、１１日は完成した第４話を放送する。

　ＫＡＲＡは先月１９日、ギュリを除く４人が所属事務所に契約解除を申し入れ、その直後にク・ハラ（２０）が契約続行を望んでいると報じられるなど、混乱が続いていた。