ホーム > 相撲 > 相撲最新紙面記事

「大相撲T」中止…フジ損害1億円

 2月の風物詩として親しまれた「大相撲トーナメント」だったが…
【拡大写真はコチラ】
 2月の風物詩として親しまれた「大相撲トーナメント」だったが…

 大相撲の八百長疑惑を受け、フジテレビは3日、6日に開催予定だった「日本大相撲トーナメント第35回大会」(東京・両国国技館)の中止を急きょ発表した。チケットも発売済みで、損害は1億円を超えるとみられる。NHKも松本正之新会長(66)が、都内の同局で行われた定例会見で、11日に国技館で予定していた「第44回NHK福祉大相撲」を中止すると明らかにした。またしても発覚した角界の不祥事に放送局が振り回された。

  ◇  ◇

 わずか3日後に迫っていた伝統の大会が中止に追い込まれた。主催のフジテレビはマスコミ各社にFAXで、ドタバタの末の決定を発表。6日の午後4時5分から5時20分まで、系列局で全国放送を予定していた「大相撲トーナメント」の代替番組は調整中とした。

 あきれた不祥事続きの角界に、完全に振り回された。“被害者”となった同局は中止の理由について、「昨日判明いたしました財団法人日本相撲協会の諸問題を考慮し、協会と協議した結果」と説明。関係者によれば、「チケットは完売していなかった」というものの、同大会はタマリ席の1万4000円から普及席の1000円(子供は200円)まで9種類のチケットを発売しており、損害は1億円以上に上るとみられる。同局はこの日、代替番組の選定や、報道各社からの問い合わせに追われた。チケットの払い戻しに関しても、終日、プレイガイドなどとの調整を続けた。

 「大相撲トーナメント」は1977年に大相撲の普及と発展を目的としてスタート。同部屋対決を含めた十両、幕内力士のトーナメント戦のほか、ちびっこ相撲や初っ切りなど本場所では見られないコーナーもあり、人気のイベントだった。

(2011年2月3日)

【特集コンテンツ】

大相撲優勝力士/

オススメ相撲写真ニュース






Copyright(C) 2010 デイリースポーツ/神戸新聞社 All Rights Reserved.
ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。ご注意下さい。
当サイトは「Microsoft Internet Explorer 4.x」「Netscape Navigator/Communicator 6.x」以上を推奨しています
Email : dsmaster@daily.co.jp