政治「コウモリ政党」社民は総スカン 野党「仲間外れ作戦」 与党にも「厄介者」+(2/2ページ)(2011.2.3 20:11

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「コウモリ政党」社民は総スカン 野党「仲間外れ作戦」 与党にも「厄介者」

2011.2.3 20:11 (2/2ページ)
会談に臨む社民党の照屋寛徳国対委員長、重野安正幹事長(左から)と民主党の安住淳国対委員長、岡田克也幹事長(右から)=1日午前、国会内(酒巻俊介撮影)

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会談に臨む社民党の照屋寛徳国対委員長、重野安正幹事長(左から)と民主党の安住淳国対委員長、岡田克也幹事長(右から)=1日午前、国会内(酒巻俊介撮影)

 小沢氏の証人喚問要求には幾度となく反対。昨年末には平成23年度予算案編成過程で与党と政策協議を重ね、今年からは毎週火曜に民主党と定例の幹事長・国対委員長会談を始めた。公明党幹部は「社民党を仲間に入れたらこちらの作戦が与党に筒抜けだ」と憤りを隠さない。

 一方、与党にとっても社民党は「厄介者」だ。普天間飛行場の県外移設や「思いやり予算」の減額を求めるなど「非現実路線」を改めないからだ。予算関連法案を衆院再議決するには3分の2以上の議席を確保せねばならず、邪険にはできないが、民主中堅は「こちらの足元を見るような対応は許せない」と憤る。

 社民党内も意見が割れる。統一地方選を考えれば野党共闘にかじを切った方が得策だ。1月26日の全国ブロック事務局長会議では「民主党と対決色を強めろ」との声が続出した。

 ただ、社民党議員は民主党と同じく自治労の支援を受けており、完全に袂(たもと)を分かつわけにはいかない。原理主義者の福島瑞穂党首と他の幹部との軋轢(あつれき)も絶えない。分裂でもしない限り「コウモリ状態」は解消されそうにない。

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会談に臨む社民党の重野安正幹事長(左から2人目)と民主党の岡田克也幹事長(右から2人目)=1日午前、国会内(酒巻俊介撮影)
会談に臨む社民党の重野安正幹事長(左)と民主党の岡田克也幹事長=1日午前、国会内(酒巻俊介撮影)
会談に臨む社民党の照屋寛徳国対委員長、重野安正幹事長(左から)と民主党の安住淳国対委員長、岡田克也幹事長(右から)=1日午前、国会内(酒巻俊介撮影)

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