社会

強盗殺人の野地被告に無期懲役判決
(福岡県)
福岡市で女性2人を殺傷し、強盗殺人などの罪に問われている野地卓被告に対し、福岡地裁は2日、無期懲役の判決を言い渡しました。判決を受けたのは福岡市の無職野地卓被告(25)です。判決によりますと、野地被告は2008年3月、福岡市城南区の路上で当時31歳の女性に金を要求したあとにナイフで刺し重傷を負わせました。その20日後には、早良区で当時78歳の女性に金を要求した後、ナイフで殺害しました。検察側は死刑を求刑し、裁判では犯行当時の責任能力の有無が争点となっていましたが、福岡地裁の松下潔裁判長は責任能力はあると判断し、「犯行はきわめて凄惨で悪質、社会的影響も大きい」として無期懲役を言い渡しました。
[ 2/2 15:02 福岡放送]