先週の話だ。ナチュラルグループ本社と取引がある企業によれば、以前から不振の噂は届いていたという。しかし、「付き合いの長い取引先なので、周りの関係者から注意を受けつつも無下に取引を停止することも出来ずにいる」とのことだった。そんな話のわずか数日後に今回の不渡りが起こった。
「不渡りの情報を受けて商品の出荷はストップしたが、結局、相手先に迷惑がかかるという事情から商品を納めてしまった」という。付き合いがある以上は仕方がないという企業側の辛い選択だ。さらに担当者は残念な声を上げながらもこう語る。「1回目の不渡りということで、2回目に持ち直すこともあるんじゃないか」と。噂を聞き、注意を受け、不渡りが出てもナチュラルグループ本社を信用しているのだ。この重みを同社は今どう思っているのか。未だにホームページでの発表すらない。明確な事実を公表するべきではないか。