深夜ラジオの2大番組、「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)と「セイ!ヤング」(文化放送)にゆかりのあるアーティストが集まり、東京・日本武道館で1月29、30日と行った「セイ!ヤング・オールナイトニッポンコンサート」。2日目のコンサートで司会を務めたのが、オールナイトニッポンの初代パーソナリティーの1人、アンコーさんの愛称で呼ばれる齋藤安弘氏(70)だ。出演したさだまさし(58)の指名でステージに立ったアンコーさんに、その様子を特別リポートしてもらった。
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日本武道館のステージに立つのは何年ぶりか、感動しました。
初日は谷村新司、泉谷しげる、あのねのね、笑福亭鶴光、ばんばひろふみ、ダウンタウン・ブギウギバンドが、ワイルドでいささかワイセツ、お世辞にも上品とはいえない深夜放送ならではのトークや熱の入った演奏を繰り広げ、大いに盛り上がりました。
2日目は、南こうせつ、さだまさしの2人と元祖ラジオ小僧を自認する坂崎幸之助の3人。超満員の観客席は壮観で、2日続けて足を運んでくれた人も多かったです。
司会は、私と、「セイ!ヤング」を代表して吉田照美(60)。打ち合わせ通り、フォーマルスーツでステージに立ちました。さださんは、前日に石川・小松にいて、大雪のため飛行機が飛ばず、車で米原へ出て、新幹線で東京へ着いたころは開演ギリギリ。ほとんどぶっつけ本番でした。
3人の演奏による「神田川」でスタート。こうせつ&さだのアコースティックライブに、こうせつと坂崎のステージ…。3人によるネタモノコーナーなど、自在な演奏と絶妙なトークで会場は大いに沸きました。
司会の我々も加わってのトークでは当時の深夜放送の思い出を熱く語りました。私を司会に指名したさださんは、「高校生のころ、40通以上もアンコーさんの番組にリクエストカードを送ったけど、1枚も読んでくれなかった。もし読んでくれていたら、ハガキ職人から放送作家になっていた」と話し、私もびっくり。それを話したかったんですね。思わず「ごめんなさい」と謝りましたよ。
吉田さんも「セイ!ヤング」で盛んに流した「ルミちゃん音頭」を、かぶり物をかぶってアカペラで歌い、続いて「カメ&アンコー」の水虫の唄、という段になって、相棒のカメちゃん(亀渕昭信氏)がサプライズ登場! 大拍手の中、3人の伴奏で、何年ぶりかで歌いました。
こうせつ、さださんのソロ演奏が終わり、アンコールは「あの素晴らしい愛をもう一度」「神田川」を全員で歌いました。昔の恋人たちの同窓会の雰囲気でいっぱい。来年もぜひ、という声があちこちで聞かれましたよ。やはり、あの時代はヨカッタ! (ラジオパーソナリティ)
コンサートは5日午後7時から文化放送、同9時からニッポン放送とリレー形式で放送される。