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Kalafinaインタビュー 魔法少女まどか☆マギカEDテーマ「Magia」が2月16日発売!

2011-02-03
野外ライブはいい経験でした

野外ライブはいい経験でした

じゃぽかる初めてのインタビューは、現在オンエア中のテレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のEDテーマ「Magia」を2月16日に発売するKalafinaの3人です。

精力的にライブを行う彼女たち、今年春には全国4ヵ所のライブツアーが決定しています。

――まずはじゃぽかるもお邪魔した徳島の「マチ★アソビ」でのライブの感想をお聞きしたいんですが、冬の野外は初めてだったそうですね。

Keiko 寒さ対策万全にして臨んだんです。夕方からスタートして日が暮れて……野外なのでいつものライブと違って照明などの演出もないし、野外ならではの状況で歌えたのはとても新鮮でいい経験でした。徳島の方たちは皆さん暖かくて、初めて行かせていただいたとは思えないくらい、1時間楽しい時間を過ごせました。

Wakana 緊張していた部分もあったんですど、心がほぐれて暖かいライブができたんじゃないかと思います。立ち上って応援してくれる方がいたり、皆さん楽しんでくれたんじゃないでしょうか。野外ならではの空気は他にはないもので、面白いんだなと感じることができたライブでした。

Hikaru みんなで一緒にコートを買ってグローブを買って、ロングスカートの衣装で臨んだので防寒はばっちりじゃないかと思って行ったんですけど、とても寒かったです(笑) 最後の曲、「snow falling」はライブの後に皆さんは(アニメ『空の境界』の)終章をご覧になると聞いたので、すっと物語に入って頂けたらいいなという気持ちで歌わせてもらいました。想いが詰まった一曲になったと思います。
野外ライブはいい経験でした ――昨年は海外での公演もありましたよね。

Wakana 海外でのライブは、世界中の人が同じ気持ちで喜びを分かち合えるものが音楽なんだと再確認できました。お客様もKalafinaを待っていてくださって、日本語を勉強してくれている、その思いが伝わるぶんうれしいですね。言葉が伝わらなくても音楽で伝えて行けたらって思いますが、どのライブも伝えるものは同じなので、それが海外の方に伝わっているのは嬉しいことですね。

Keiko 最初に海外へ行かせていただいたとき『空の境界』のテーマを歌うと前奏で歓声があがって、アニメの力はすごいなあって、やっぱりこれだけアニメで知って貰えるんだなあって思ってびっくりしました。12月に台北に行ったときはセカンドアルバムのツアーだったのですが、アルバムを台湾でもリリースしていたので、Kalafinaの音楽を聴いてくれているんだなと、そういう声に励まされたのでそれはすごくうれしかったです

Hikaru 日本のライブでも一緒に口ずさんでくださるかたはいるんですけど、海外のお客さんは一緒に歌うっていう感じです。アンコールの一番最後に歌った曲は最後の大合唱みたいな感じになって圧倒されました。ライブを現地で開催して皆さんの反応を見て、実感しましたしうれしかったです。
――梶浦さんの曲は世界で受け入れられているんですね。

Wakana 梶浦さんの音楽はやっぱり難しいですね。音楽には一切妥協されない方ですし、繊細にすべてを作り上げていかれるので、いかに応えるかという部分では難しさを感じることもあります。その気持ちを梶浦さんに伝えることによって、曲の世界観を私たちも知ることができると思っています。3人で曲について意見を交換することもありますし、歌っているときのコーラスワークで悩むことは多いです。悩みながら作り上げていくっていう部分で苦労はありますが、嬉しい苦労です。

Keiko 梶浦さんの世界観の表現にははじめは悩みました。でも歌ってみて楽しかったって思いやおもしろさは毎回あって、次はどんな曲を書いてくださるんだろう?と待っているんです。ライブでCDを上回れるように表現して歌うというのは難しくて、苦戦する部分でもあるし、音楽を歌っている限りずっと続いていく自分への挑戦だなって思っています。3人の声のリレーというのがKalafinaの面白さで、一気に曲をがらりと変えてしまう声の力というのを感じてもらえると思います。

Hikaru 私は曲を歌うときに景色が見えるんですよ。今まで自分が見たものとか現実にあるものが見えることが多いんですけど、梶浦さんの楽曲をやるようになって、想像の世界とか色、明確なものと曖昧なものが混ざった景色が見えるようになりました。やるにつれて景色が見えやすくなったり、この曲は色が強いんだとか、毎回発見があって。自分が見ているものも出しつつ、聴いてくださっている皆さんが見ているものを取り入れて進化させることがライブで表現できればいいですね。