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[地方]ニュース
飲酒運転、摘発された半数以上は常習者 千葉県警
2011.2.1 23:20
千葉県警は1日、平成22年12月の1カ月間、県内で主に常習者を対象とした飲酒運転の取り締まりを実施したところ、前年同月よりも58人多い164人を飲酒運転で摘発し、このうち半数以上の85人が過去に摘発歴などのある常習者だったことが分かった。
県警交通指導課によると、常習者は飲酒運転をした動機について、半数近い42人が「捕まらないと思った」と回答。同課は「常習性があるだけでなく、取り締まりを逃れようという意識がはたらいている」と悪質性を指摘している。
常習者は過去10年間に飲酒運転で摘発を受けたり、1年以内に「飲酒運転をした経験がある」と答えるなどしたドライバーを指す。
摘発された常習者を年代別で見ると、最も多いのは30代の22人で、40代と50代がそれぞれ20人、20代が11人、60代が10人だった。20歳未満も男女2人が摘発された。
飲酒の動機は「飲みたいから」が30人▽「忘年会など」が24人▽「食事のついで」が18人-と続く。また運転の動機は「捕まらないと思った」が42人▽「距離が近い」が13人▽「少ししか飲んでいない」が8人-となった。
香取署管内では昨年12月、同7月に飲酒運転で摘発され、90日間の免許停止処分となった男性会社員(51)が処分明け直後に再び摘発された事例も発生したという。
同課は「運転代行業が普及しているのに利用していない人が多い。『捕まらなければいい』という考えがある限り、常習者は減らない」と話し、県警では今後も摘発を徹底させるとしている。
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