ＳＲＣ、消滅危機　今季初興行を白紙に

　総合格闘技イベント「ＳＲＣ」を主催するＷＶＲは、今年の第１弾興行である４月２３日の東京・有明コロシアム大会の白紙撤回をＳＲＣ公式サイトで２日までに発表した。

　引き金になったのは、昨年末の格闘技イベントに関する一部専門紙による「冷や水をかけるような記事」だとし、親会社であり、最大のスポンサーでもあるドン・キホーテ側からＷＶＲに「こうした偏った論調が堂々と大手を振るうようなら、すべての支援活動からの撤退も辞さない」との旨が伝えられたという。

　Ｋ−１やＤＲＥＡＭを主催するＦＥＧも財政再建中で今年からリニューアルを宣言しながら、今年の興行の発表はなし。このままＳＲＣ消滅となれば、日本格闘技界のさらなる地盤沈下は避けられない。