クイズ形式(2) 小沢強制起訴問題
小沢のデタラメな説明を皆さんで考えましょう。
前回の説明を二転三転させた件について、常連の小沢擁護派からは納得できるだけのコメントは頂けなかった。今回の事件については、確かに闇に隠された部分があり、より複雑にして分かり難くしていますが、ここは簡単に説明しながら前に進みたいと思います。
簡単に推理して誰でもが分かるように書いて行くということが大切だと感じていますので、要約しながらこの問題を整理して行きます。
政治資金で購入
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銀行からの借り入れで購入
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自己資金を政治団体に貸し付けて購入
このように説明を変えてきましたが、では事実だけを逆にして見ていくことにしましょう。
小沢は自宅(個人事務所も含む)に4億円を保持していた。
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その資金で土地を購入したが、4億円からの資金の出所を探られるのが嫌なので、あくまでも土地は政治資金で購入したという方法を取りたかった。
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又、土地を担保にして銀行から借り入れして、小沢にそのカネは還流し、その後は集めた政治資金で銀行返済は行なわれていた。
以上のように考えられます。小沢の自宅には4億円という巨額な資金がこの時にあって、そのカネをマネーロンダリングしたと考えられます。
何らかの不正な資金であった為に、それを政治団体「陸山会」と銀行口座を利用して分からなくしてしまったということです。
例えばこの事件が摘発されなかった場合は、このことはどのような事実として残されたのか?それを考えて見れば明らかです。
小沢の政治資金団体が土地を購入し、その土地を担保に銀行から借り入れして、そこから小沢に資金が還流される。
小沢が持っているカネはあくまでも銀行から借りたカネであるという“作られた事実”だけが残されていたでしょう。
では、ここから次のクイズに移ります。クイズというか質問形式にしました。
(2)小沢が自宅に隠し持っていた4億円からの資金について、小沢の言い分を信用できますか?
合理的な説明がなされていると思いますか。
小沢はこの件に関して、この資金は「個人事務所の金庫で保管していた個人資産」と述べています。この個人事務所の場所までは明らかにしていませんが、事務所に4億円からの資金を金庫にいれて何十年も保管しているなどと言ってますが、随分と不用心なことですね。
確か最初の説明では親の遺産などと言っていましたが、自分で親の遺産については殆ど残されていなかったと過去にインタビューで答えていたのを思い出したのか、下記のように説明しました。
「湯島の土地を売却し、深沢の自宅を購入するなどした際の差額を銀行に積み立て、平成元年に引き出した2億円」
「9年に家族名義の口座から引き出した3億円」
これは昨年1月の説明ですから、22年前や13年前のことになります。検察審議会の審議委員の皆さんは、こうした説明を「不合理で到底信用できない」として、起訴相当という議決を下しました。
ようするにここまで遡らなければ、銀行から引き出したという期日を言えなかったと言う事でしょう。それに尽きると思います。
ここまで遡って説明したことを逆に疑い。この説明を次のように喝破した。
「収支報告書の不記載、虚偽記載にかかる動機があったことを示している」
さて、小沢はどうしてこんな説明しか出来なかったのか?そのことも含めて皆様の意見をお持ちしております。
特に小沢擁護派の皆さんには是非共合理的な回答をお待ち申し上げます。