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【大リーグ】

KOMATSU看板直撃弾狙うぞ 松井がコマツ金沢工場を訪問

2011年2月2日 紙面から

模型のショベルカーを手に笑顔の松井

写真

 世界の「KOMATSU」と共闘を誓い、本塁打量産宣言が飛び出した。アスレチックスの松井秀喜外野手(36)=前エンゼルス=が1日、金沢市にあるコマツ金沢工場の来訪イベントに出席した。メジャー入団後、本拠地に広告看板を掲げてきたコマツは、本拠地オークランドコロシアムへの“移籍”を表明。右翼ポールまで100・6メートル、右中間・左中間も広く、打者泣かせで知られる球場で、松井は看板直撃弾、本塁打量産で返礼するつもりだ。

 精密さと力強さを兼ね備えたコマツの重機に、松井は打者の理想を重ねた。社員200人に迎えられて登場した松井に、野路國夫社長が「大きなホームランで、初戦でコマツの看板にぶつけてほしい」と熱望すると、松井も「感謝しなきゃいけない。メジャーに行って8年間。ずっとあそこ(右翼席)にあるから、ないと不自然だよね」としみじみ語りながら、「狙っていきたい。(球場の大きさは)関係ない。どこでも打ちます」と確約した。

 コマツの広報によると、看板の大きさなどは未定だが、昨年のエンゼルスタジアムに続き、今年もアスレチックスとの単年契約で右翼ポール付近に掲げる予定だ。野路社長が希望する今季開幕戦で4月1日(日本時間2日)に対戦するマリナーズ戦では昨季6本塁打で、うち5本がイチローの頭上を越えた右翼へのアーチと縁起はいい。

 さらに、巨人、ヤンキース、エンゼルスで積み上げてきた安打数は通算2499(日=1390、米=1109)と、2500安打にリーチがかかっている。新天地の開幕初戦に、イチロー越えのアーチで区切りの2500安打。ファンにとって、こんなシナリオはたまらないだろう。

 「(看板がフィールドに)近いところだったら可能性あるけど、後ろだったら厳しいな。現実的な話だけど」と苦笑しつつも、「3割・30本・100打点」を目指す今季は本塁打を数多く打ちたい。この日のイベントで触れ合った野球少年から「石川まで届く大きなホームランを」とリクエストされた松井は「大きなホームランをたくさん打てば子どもたちにも喜んでもらえる。いっぱい打てるように頑張りたい」と約束した。節目の一本が初戦に飛び出せば勢いにも乗れる。大きな声援を背負った松井の初戦に注目だ。 (田嶋豊)

 

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