中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【大相撲】

幕内力士ら八百長相撲か 数十万円で勝ち星売買

2011年2月2日 14時55分

 両国国技館から出てきた力士を囲む報道陣=2日午前、東京都墨田区

写真

 大相撲の野球賭博事件に絡み、警視庁が家宅捜索で押収した現役十両力士と親方の携帯電話に、数十万円で勝ち星の売買が日常的に行われていたことをうかがわせるメールの記録が残っていたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。関係者によると、携帯電話のメール数十件には所有者2人を含め幕内4人、親方2人ら計13人の名前があった。

 「今日はまっすぐぶつかっていく」「すぐに、はたかないで途中で投げる」などと、取組内容を打ち合わせたような記録もあり、警視庁は八百長をしていた可能性があるとみて、警察庁を通じ日本相撲協会を所管する文部科学省に記録の内容を伝えた。高木義明文科相は相撲協会に事実関係の調査を指示した。

 相撲協会の放駒理事長は「情報収集をして対策を考える。まだ状況を把握できていない」と事態の究明に努める姿勢を示した。協会は2日午後、緊急の理事会を開催した。

 捜査関係者によると、これらの取組を対象にした賭博や暴力団の関与は確認されておらず、八百長行為自体を取り締まる法律がないため、刑事事件としての立件は見送られる公算が大きいという。

(共同)
 

この記事を印刷する

PR情報



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ