事件「人体の不思議展」への告発状、京都府警が正式受理 死体解剖保存法違反で2011.2.2 08:33

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「人体の不思議展」への告発状、京都府警が正式受理 死体解剖保存法違反で

2011.2.2 08:33
京都市で開催された「人体の不思議展」=1月13日、京都市左京区(安元雄太撮影)

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京都市で開催された「人体の不思議展」=1月13日、京都市左京区(安元雄太撮影)

 京都市で開催された人体の不思議展をめぐり、厚生労働省が人体標本は「遺体」との見解を示した問題で、京都府警は1日、同展の主催者側が自治体の許可なく遺体を保存したのは死体解剖保存法に違反するとして、京都府保険医協会などが出した告発状を正式に受理した。

 告発状などによると、主催団体の同展実行委員会は、京都市左京区の市勧業館(みやこめっせ)で昨年12月4日から今年1月23日まで開催した展示会の標本が法律上の「死体」であるにもかかわらず、遺族の承諾や京都市長の許可を得ることなく、公開展示の時間外に遺体やその一部を会場内に保存したとされる。

 厚労省によると、公開展示は死体解剖保存法で定める「保存」には当たらないが、同展の開催前に標本を会場に搬入した行為や、期間中でも公開していない時間帯は、保存行為に該当する可能性が高いという。

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京都市で開催された「人体の不思議展」=1月13日、京都市左京区(安元雄太撮影)
みやこめっせで開催された「人体の不思議展」=1月13日午後、京都市左京区(安元雄太撮影)

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