02/03 00:14 更新
2008年福岡市で女性2人をナイフで刺し1人を殺害、1人に大けがを負わせたとして強盗殺人などの罪に問われた25歳の男の裁判で福岡地裁は2日、無期懲役の判決を言い渡しました。判決によりますと福岡市の無職・野地卓被告(25)は2008年、福岡市で31歳と78歳の女性2人を強盗目的でナイフで襲い、31歳の女性に大ケガをさせ78歳の女性を殺害しました。これまで裁判で検察側は、「通り魔的な犯行で残虐」として死刑を求刑。弁護側は「パニック状態で責任能力はなかった」と主張していました。2日の判決で福岡地裁は、「逃走時に怪しまれないようジョギングを装ったことや、精神鑑定の結果から、責任能力はあり、殺意もあった」と認定。「生活費に困窮して金品を狙った利欲的で人命を軽視した犯行」として無期懲役を言い渡しました。