カイロ デモ隊どうしが衝突
K10038193221_1102030012_1102030020
NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

カイロ デモ隊どうしが衝突

2月2日 23時53分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

大規模な反政府デモが続いているエジプトの首都カイロでは、2日午後、デモ隊が占拠している中心部の広場に、ムバラク大統領を支持する別のデモ隊が押しかけ、双方の衝突に発展し、多数のけが人が出ているもようです。

衝突が起きたのはカイロ中心部のタハリール広場で、2日午後、反政府派のデモ隊数万人が占拠している広場に、ムバラク大統領を支持する別のデモ隊が押しかけ、双方の衝突に発展しました。その後、ムバラク大統領の支持者は馬やラクダに乗って続々と広場に到着し、反政府派の市民と殴り合ったり石を投げ合ったりして激しく衝突し、現場では断続的に銃の発砲音も聞こえていています。詳しいことは分かっていませんが、双方に多数のけが人が出ている模様です。エジプトでは、1日、ムバラク大統領が、この秋の大統領選挙に立候補せず退陣する意向を表明しましたが、これを受けて、あくまでも大統領の即時辞任を求める市民と、大統領を支持する市民との間で、対立が表面化していました。タハリール広場の周りで警戒に当たっている軍の戦車や装甲車は、今のところ衝突に介入していませんが、日本時間の3日午前0時から外出禁止の時間帯に入るため、軍が事態の収拾に向けどのような動きを見せるのか注目されます。