私服警官による暴行も デモ隊と大統領派が衝突(02/02 23:05)

 エジプト・カイロでは、ムバラク大統領を支持するデモ隊と反政府デモ隊との間で大きな衝突が発生しています。

 衝突は日本時間の2日午後9時半ごろ、カイロ中心部のタハリール広場で発生しました。100万人の反政府デモから一夜明けたカイロでは、朝からムバラク大統領の支持派がデモを行い、広場周辺の反ムバラク派のデモ隊とにらみ合う状況が続いていましたが、親ムバラク派の騎馬隊がムチを持って反政府デモ隊の中へ乗り込んでいき、衝突が始まった模様です。現地メディアは、衝突によって100人以上が負傷したと伝えています。また、CNNテレビによると、デモ隊は互いに石や靴を投げ合い、なかには頭から血を流す人や、自力で歩けず、仲間に抱えられた重傷者もいるということです。軍は周囲を包囲して警戒にあたっているものの、衝突には介入せず、傍観している状況です。

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