2010年12月4日 17時19分 更新:12月4日 22時5分
都道府県レベルで全国初となる広域行政組織「関西広域連合」は4日、大阪市内で参加7府県の知事らが参加し、第1回広域連合委員会を開いた。知事らによる選挙で、唯一立候補した兵庫県の井戸敏三知事を初代連合長に選出した。国からの権限移譲に重点的に取り組む「国出先機関対策委員会」を発足させ、委員長には、大阪府の橋下徹知事が就任した。
広域連合には奈良県を除く近畿5府県と、鳥取、徳島両県が参加した。防災や観光など共通課題に取り組んで住民サービスの向上を図るほか、国の出先機関から権限・財源・要員の「丸ごと移管」を実現させて地方が主体となった行政運営を確立することを目指す。【堀文彦】