基礎年金:国庫負担 2分の1維持「困難」…野田財務相

2010年12月3日 12時42分 更新:12月3日 14時11分

野田佳彦財務相=藤井太郎撮影
野田佳彦財務相=藤井太郎撮影

 野田佳彦財務相は3日の閣議後会見で、基礎年金の国庫負担について、「(現行の2分の1負担を維持するため必要な)2.5兆円の確保は難しい。36.5%に下げることも含めて、厚生労働省と協議の途中だ」と述べ、現状では2分の1を維持するのは困難との考えを改めて示した。

 厚労省は、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の利益剰余金(09年度末で1.5兆円)などを活用して2分の1を維持するよう求めているが、野田財務相は「(鉄建機構について)具体的な話はしていない」と述べ、財源化のめどが現時点で立っていないことを重ねて示した。【坂井隆之】

top

PR情報

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド