日米共同演習:日本周辺海域で始まる 4万4000人参加

2010年12月3日 11時28分 更新:12月3日 12時18分

統合訓練で整列する米海軍(手前)と陸海自衛隊の隊員ら=長崎県佐世保市の米海軍佐世保基地で2010年12月3日午前10時1分、野呂賢治撮影
統合訓練で整列する米海軍(手前)と陸海自衛隊の隊員ら=長崎県佐世保市の米海軍佐世保基地で2010年12月3日午前10時1分、野呂賢治撮影

 過去最大規模となる日米共同統合演習が3日、日本周辺海域で始まり、各地の陸海空自衛隊基地で開会式が行われた。

 長崎県佐世保市の米海軍佐世保基地では基地警備訓練の開始式があり、米軍基地警備部40人と、陸自第16普通科連隊(同県大村市)20人、海自佐世保警備隊20人が参加した。陸自と米海軍の訓練は06年から行っている。

 式の冒頭、米海軍佐世保基地司令官のフランシス・マーティン大佐が「平時にこそ有事の際を想定し、訓練しなければいけない」とあいさつ。5~7日、基地内を中心に、海上からの侵入者やゲート突破などを想定した訓練がある。

 共同演習は10日までの予定で、日米で計4万4000人、艦艇約60隻、航空機約400機が参加する。米原子力空母「ジョージ・ワシントン」や日米のイージス艦も参加し、南西諸島などの島しょ防衛や北朝鮮の弾道ミサイル発射を想定した訓練をする。【野呂賢治、反田昌平】

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