NY原油:2年2カ月ぶり高値 年末商戦好調で

2010年12月3日 10時17分

 【ワシントン斉藤信宏】2日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、米景気の回復期待が高まっていることなどを受けて2営業日続伸し、指標である米国産標準油種(WTI)の1月渡しの終値は、前日比1.25ドル高の1バレル=88ドルちょうどと、08年10月8日(88.95ドル)以来、約2年2カ月ぶりの高値をつけた。

 欧州の財政不安がやや沈静化していることに加えて、米年末商戦が好調に推移していることなどから米景気の先行きに対する明るい観測が浮上。エネルギー需要の増大期待が高まった。欧州危機を受けて強まっていた投資家のリスク回避の動きが弱まり、逆に高リスク資産への投資資金流入が活発になりつつある。

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