2010年12月3日 0時44分 更新:12月3日 18時18分
【チューリヒ(スイス)安間徹、野村和史】国際サッカー連盟(FIFA)は2日、当地で理事会を開き、ワールドカップ(W杯)2018年、22年両大会の開催地をそれぞれロシア、カタールに決めた。旧共産圏と中東での開催は、ともに初となる。日本は22年大会に立候補していたが、韓国と共催した02年大会以来、単独では初となるW杯招致はならなかった。
FIFA理事22人が投票し、過半数を得る候補が出るまで最下位をふるい落とす方式で実施。5カ国が立候補していた22年大会はオーストラリア、日本、韓国の順に脱落し、決選投票でカタールが14票を得て8票の米国を抑えた。日本の得票は1回目が3票で、2回目が2票だった。
欧州4候補で争った18年大会はイングランドが落ちた後の2回目でロシアが13票を集めて過半数を獲得。スペイン・ポルトガル、オランダ・ベルギー(ともに共催)を退けた。
22年大会がカタールに決まったため、FIFAのルールにより、同じアジア連盟に所属する日本は以降2大会には立候補できず、次に招致する場合は早くても34年大会になる。
投票回数 (1)(2)
ロシア 9 13
スペイン・ポルトガル 7 7
オランダ・ベルギー 4 2
イングランド 2 -
投票回数 (1)(2)(3)(4)
カタール 11 10 11 14
米 国 3 5 6 8
韓 国 4 5 5 -
日 本 3 2 - -
オーストラリア 1 - - -