【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)のボールデン局長は31日、ワシントンの日本大使公邸で日本の記者団の取材に応じ、日本の無人補給機「こうのとり」(HTV)2号機の国際宇宙ステーション(ISS)ドッキング成功を踏まえ、「日本は技術力を示した。われわれは日本を頼りにしており、長期的な協力関係を楽しみにしている」と述べ、NASAのスペースシャトル退役後の日米連携強化に期待感を示した。
ボールデン局長は、ISSに設置された日本実験棟「きぼう」やHTVの技術力を例示し、「日本は非常に優れた実績を上げ続けている。ロシア同様、日本を頼りにしている」と述べた。
一方で、米国とそのパートナーの国々が「財政的な問題に直面している」とも指摘。国際協力関係を強化することが宇宙探査の相互利益につながると強調した。