東京医科大(東京都新宿区)の整形外科教授が研究論文を海外の専門誌に二重に投稿していたなどとして、同大が厳重注意処分にしていたことが7日、明らかになった。
多くの学会や科学雑誌は、すでに発表されていたり投稿中の論文と同じ内容の論文を別の雑誌に投稿することを禁じている。
同大によると、この教授が二重投稿した論文は2本で、いずれも2003年に海外の専門誌に投稿した。このほか、7本の論文について、国内雑誌に掲載された論文を英訳し海外誌に投稿する際、元の論文では共著者だったり名前が載っていなかったのに、自分の名前を研究で中心的な役割を果たしたことを示す筆頭著者としたケースなどがあった。