February 01, 2011

神頼み

いまJFK(ニューヨーク・ジョンFケネディ国際空港)にいる。
今日は大雪になるということでかなりナーバス。
先にも書いたとおりスマックダウンに行くことを諦めて単身赴任先に帰る。

日曜にボストンで行われたロイヤルランブルにはWWEの年間パスを持っている
フォトグラファー仲間がほぼ全員集合。
ボストンはシュン山口の地元ということで、私は空港の中にあるヒルトンにチェックインして
大会前にシュンが迎えにきてくれた。車の中にはジョージ・ナポリターノもいた。
ロイヤルランブルに関して言えば「無印」のアルベルト・デル・リオが優勝したわけだが、
優勝が決まった瞬間、場内はしら~っとしたムードが充満。
これほどまでに白けたWWEのPPVはかつてなかっただろう。
優勝したデル・リオがコーナーに立ち花火が派手に打ちあがった時には
観客の多くが席を立ち帰り始めた。
普通ランブルの優勝者が決まり花火が上がる頃など、誰も席を立つことなく
その選手に対する大声援が沸き起こるのだが…今年はそれがなかった。

私の考えるに二つの問題点、いや三つあった。
まずボストンという土地柄。あれがサウステキサスやカリフォルニアなら
ヒスパニック人口、特にメキシカンが多く住んでいるのだがボストンには少ない。
それらの地区なら声援にしろブーイングにしろ何倍もの反応があったはず。

二つ目としてこの大会に向けてデル・リオの十分なプッシュがなかったこと。
ぶっちゃけ、これまでデル・リオは多くのファンにとってどうでもいい選手だったから
そんな選手が優勝しても反応がないのである。

三番目としてデル・リオが登場してから優勝するまでの流れに感動的なものがなかったとうこと。
ランブル規模の大会の優勝者がラッキー勝利では感動がない。

さてこれからレッスルマニアに向けてビッグプッシュが継続されるのだろうが、
WWEのお手並み拝見と言ったところである。

さてナポさんのアドバイスは「ラガーディアは滑走路が一本しかないのですぐに閉鎖されるから
JFKからのほうがいい」ということ。


jimmysuzukiusa at 21:29│Comments(4)この記事をクリップ!

この記事へのコメント

1. Posted by 歩く砲丸   February 01, 2011 22:21
WWEやGAORAスーパーファイトから受けた刺激や教訓を糧に新韓国プロレス興行をプロデュースするわけですね!ジミーさんの人脈を生かしてブッキングされたスーパースターたちが極上のエンターテイメントを展開する素晴らしい興行になるでしょうね!
開催は3月のいつごろになりますか?早く詳細を発表して下さい。
2. Posted by 聞いた者   February 01, 2011 22:34
私も雪の影響で酷い目に会ったばかりですw
頭の中まで真っ白になりましたねー


まあ大体興味の無い、どうでもいい人物に対する周りの評価なんてのはそんなもんですよね。
どうでも良くないジミーさんは常に騒がれていて大変ですねw

ファンあっての業界であると思い知らされる出来事。
3. Posted by 角坂   February 02, 2011 00:19
5 プロレスのスターを作る難しさ、奥深さがよくわかるコラムをありがとうございます。
プロレスには全くといっていいほど興味ない、私まで通になったような気持ちです。
旅やプロレスを知り尽くしたからだろうなと、なんとなく思いました。

さて飛行機は無事に乗れるといいですね。
4. Posted by man in mirror   February 02, 2011 00:33
He is also Jimmy Suzuki. Do you know himシリマスカ?
http://twitter.com/#!/JimmySuzuki

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