Xmasに開けたジュンチヤバリ紅茶、zakさんから頂いた"今年のスマッシュヒット"なお茶です^-^
新芽の手揉み金毫。なんだか優しそうな感じに見える茶葉です。
袋を開けると強さというよりは安定感のあるしっかりとして落ち着いた香り。ダージリン紅茶の多くに似た傾向はあるけれど、ネパール紅茶にはなんとなく独特感じがある気がする。少し乾いた様な感じがするとゆーか。
温めたポットでゆさゆさすると、なるほどこれが蜜の香りかという花の様な甘い香りがほわっと。
パッケージには100℃で5分がいい感じよと書いてあるので従う。
小振りな新芽ばかりとしてはよく水色も出ていると思う。写真ではお伝えできないけど、この茶海によーく目を近づけてみると、それはそれは小さな茶葉の産毛が大量に舞っています^^
ポットの蓋からも非常によいお茶の香りが楽しめる。お茶の香りの醍醐味というか一番いいあの甘い香り。持続性はそれほど長くないけれど、非常に強さがありしっかりと香る。強さといっても濃度が高いとかもわっとくるのではなくて、しっかりという意味であって、なんというか力強い。
ダージリンには"強烈"と言った感じの強い茶や、独創的というか個性の強さが尖ったお茶と出会うことが多いけれど、そういった意味での強さは無く、本当に安定感のあるしっかりとした強さという感じ。
ちなみに、言うまでもなくこの香りは高温で煎れ、熱いうちにできれば聞香杯で聞いて頂けると面白い。飲むのは火傷しない温度に冷ましてからでいいので^^
よくある香りの方向性のチャートでいえば"どちらかといえば"…"確実に"…フローラル系。決して強烈という意味ではなく芯のある優しく強い花の甘い様な蜜な感じの香りと、フローラルなところが飛んだ後に少しだけ遅れて醸しだされる茶の甘い香り、香りそのものの持続性はそれほどでもないが、しっかりと印象が残って楽しい^^
と、同じようなことをだらだら書いてないで飲んだ感想も。
渋みは無いわけではないが、非常に繊細で、紅茶としては非常に飲みやすい感じ。新芽のイイトコばっかり採ったお茶のらしさが良く現れていると思う。勿論それは味わい深さという点では他にもっと濃厚な紅茶はいくらでもあるという事ではあるけれど、飲みやすい中にもちょっぴりの渋味やこのお茶のらしさのほんのり残る感じ、まったく強いお茶ではないのだけれどなんとなく元気になる感じがする。
ポットから茶海へ注ぐ折、茶漉しに引っかかったお茶っ葉。
全部このサイズです(笑) 気仙茶を摘む時なんてこのサイズばかり摘んでいたらベテランのおばさまに怒られたものです。理由は量が無いと製茶できないし、販売量を確保できないから、そこそこ大きな葉っぱも摘まないとダメよって。まあ、生産するスケールが全然違うとは言え、こんな新芽のイイトコばっかりではどれほど茶摘みに苦労するかって話です。
しかも手揉みでゴールデンチップスに仕上げる。その仕事もかなり丁寧に行われたのだろう、煎れた茶殻も結構綺麗だ。勿論、茎や微妙な葉っぱの混入していた形跡も見られない。
なるほど、これはよいファーストフラッシュ紅茶を頂きました^-^
正直言って僕はこれまで、ネパール産の紅茶は確かにダージリンの代表的特徴と似たような傾向の紅茶が作られてはいるものの、どうも雑多な感じのするクオリティの低いお茶っ葉が流通している印象がありました。ギンギンに渋い紅茶が好みならばそれもまた良いのでしょうが、僕は優しい紅茶が好きで、ちとネパール紅茶は合わないかなーと思っていました。
でも今回zakさんからハイクオリティなネパール紅茶のファーストフラッシュを頂いて、ちょっと認識が変わったかもしれません。こういうお茶もしっかり作ってるんだな!って。
こういうしっかりと、ちゃんとした紅茶で楽しめるのならば、ファーストフラッシュも面白いかと思います^-^ まあ、ちゃんとしたファーストフラッシュがちゃんとした紅茶かは別として、です^^;
最後に、改めましてzakさんへ、
面白いお茶をありがとうございます♪
<追記>
…ここまで書いてから思ったのだけど、オチャノキの栽培自体も日本並にとは言わないけれど丁寧な環境だったのかも。少し、日本の紅茶にも通ずるところがこのお茶の優しさにはあるような気がしないでもなかった。
と、そうそう…前回からここまでGclefについてヒトコトも触れていませんでした!どうやらGclefは"じーくれふ"って読むらしく、オンラインでもショッピング可能みたい。ダージリン、インド・ネパール、スリランカの紅茶、中国茶・台湾茶・日本茶、ティーバッグ、ジャムというカテゴライズの様で、茶葉商品を眺めて見たところなかなかいいところ(好みの問題もあるだろうけど)を扱ってそう。
今度アレコレお取り寄せしてみようかな(・∀・)