インテルが半導体設計ミス
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インテルが半導体設計ミス

2月2日 4時53分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

半導体世界最大手のインテルは、パソコン向けの半導体部品に設計ミスがあったとして、この部品の出荷を停止し、日本の電機メーカーの間では問題の半導体部品を搭載したパソコンの出荷を停止したり、新型機種の発売を遅らせるなど影響が広がっています。

アメリカの半導体メーカー、インテルは先月初旬から出荷を始めた半導体部品「6シリーズ」について、設計ミスが見つかったため、31日、出荷を停止したことを明らかにしました。この半導体部品はパソコンの心臓部に使われるもので、時間がたつと品質が劣化してハードディスクなどの性能が低下する可能性があるということです。これに関連して、日本の大手電機メーカーのうち、東芝は、問題の部品を搭載したパソコンをすでに先月末から日本などで発売していましたが、1日から出荷を停止し、すでに販売した製品などについては、今後、対応を検討するとしています。また、NECも今月下旬から発売予定だったパソコン4機種について、発売時期を延期するなど、各メーカーに影響が広がっています。インテルでは、不具合を解消した新しい半導体部品の出荷を今月後半より開始し、4月までに通常の体制に戻したいと説明していますが、各メーカーが春の商戦にあわせて新型機種を投入する時期と重なるだけに販売面での影響も懸念されています。