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2011年2月1日(火) 19:30 |
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太陽光発電による「植物工場」
国内外で太陽光や太陽電池などによる野菜の栽培研究が盛んです。 晴れの国と言われる岡山でも、民間企業と独立行政法人・産業技術総合研究所が共同で、太陽光発電による「植物工場」の実証研究が本格的に始まりました。
「植物工場」が完成したのは、岡山市の京山の頂上です。 かつての遊園地の建物が改修され利用されています。 1日は、完成式典が開かれました。 ガラス張りの栽培ケース、245平方メートルの面積の中で、レタスや小松菜などの野菜30種類を、水と液体の肥料で栽培する施設です。 この植物工場の電力には、太陽光が利用されています。 太陽の動きを追いかけながら丸みを帯びたレンズが光を集める仕組みです。 レンズの秘密レンズの中には、それぞれチップが埋め込まれています。 このチップは1円玉よりも小さなものですが、通常のレンズに比べ、光を集めて蓄える力が500倍あります。 現在の蛍光灯では、太陽光発電によって使用量の8%しかまかなえないと推計されています。 しかし共同研究を始めた両備ホールディングスと産業技術総合研究所では、今後光をLEDに変えたり、光をあまり必要としない野菜の品種改良などにも挑戦したいと意欲見せています。
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