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2011年2月1日(火) 19:30 |
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TPP交渉参加阻止に向け集会
TPPへの参加に揺れる農業の問題です。 政府は例外なく全ての関税を撤廃するTPP=環太平洋パートナーシップ協定への参加を検討していますが、これに反対するJAグループの大規模な集会が1日、開かれました。
JAグループ岡山が主催したTPP参加阻止を訴える集会です。 例えばTPP参加で関税が撤廃され、価格の安い輸入米が流通されれば、岡山県内では農家の廃業が相次ぎ、米の生産量が90%減少すると県が試算しています。 集会では、TPP参加を支持する経済界も含め十分な議論が必要とした上で、改めて参加反対の立場を訴えました。 TPP参加への影響は米だけに留まりません。 関税が1kgあたり21.3%プラス114円かけられている飲用乳の場合、その関税が撤廃されれば、国産では到底太刀打ち出来なくなるといいます。 輸出産業ではTPP参加の声が高まる中、一方で危機に立たされる農林水産業をどう支えていくのか。 今後の国づくりのビジョンも含めた明確な方向性の提示が政府に求められます。
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