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【プロ野球】

星野監督あわや迷子!? 小学生が救った

2011年2月2日 紙面から

宿舎へ徒歩で帰ろうとして道に迷い、地元の子どもたちに道案内をしてもらう星野監督(右)=久米島で 

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 楽天の星野仙一監督(64)が1日、キャンプ初日にあわや迷子になるところだった。練習終了後に宿舎までの帰り道を途中からウオーキングしていて道を間違えてしまい、地元の野球少年3人に“救助”された。

 午後4時ごろ、久米島野球場から監督専用車で宿舎に向かった星野監督は宿舎まで残り5・3キロのところで車を降り、独りで歩き始めた。約1キロ歩いたところで間違えて別の道を曲がってしまったという。そこに通り掛かったのが、地元小学校に通う安里太一君(12)、喜友村佑貴君(12)、石嶺綾一君(12)の3人。幹線道路から離れたさとうきび工場近くで屈伸運動していた星野監督を見つけた。

 「星野監督、どこへ行くんですか?」「ホテルに帰るんだよ」「そっちじゃないですよ」。こんなやりとりに星野監督も「!…」。携帯電話は持っていたのだが財布も持っていなかった。そのまま歩き続けたら通話エリアが圏外になる可能性もあり、本当に迷子になっていたかもしれない。

 少年たちに助けられた星野監督は途中まで道案内を頼み、お礼に3人を宿舎に招待。「夢」と自筆した色紙をプレゼントし「危うく迷子になるところだった。人命救助だよ。君たちは命の恩人」とジュースなどでもてなした。

 中日監督時代には、宿舎−球場間約8キロを歩いて“通勤”したこともあり、ウオーキングは今も日課。キャンプ早々にとんだ受難に遭遇したものの、島民との絆は一気に深まった。  (鶴田真也)

 

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