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【芸能・社会】

212日ぶり ナマ桑田 福岡うれし泣き 新アルバム試聴会でサプライズライブ

2011年2月2日 紙面から

 食道がんを克服し、昨年のNHK「紅白歌合戦」で復帰したサザンオールスターズの桑田佳祐(54)が1日、福岡市のZepp Fukuokaで、9年ぶりニューアルバム「MUSICMAN」(23日発売)の完成を記念した先行試聴会にサプライズ出演し、ミニライブを行った。桑田がファンの前に登場するのは、昨年7月4日に鎌倉芸術館で開かれた原由子(54)のワンマンライブに飛び入り出演して以来212日ぶり。耳をつんざく大声援の中、桑田は3曲をパワフルに熱唱し、完全復活を強烈にアピールした。

 約800人のファンの度肝を抜く狂喜の瞬間は思わぬ形でやってきた。約70分間の試聴会の後だった。「実は、今日は福岡中洲が第二の故郷という人が来ています!!」。司会者のこの言葉に「ウォーッ!!」とどよめきが巻き起こった。

 「明日晴れるかな」(07年発売)のイントロに合わせて、シックなスーツ姿の桑田がステージに登場。「マジ、やばいっちゃけど!!」「ウォーッ、桑田ぁ〜!!」。歓声を上げるファン、感涙するファンで会場は揺れた。

 マイク1本でパワフルな歌声を響かせる桑田。間奏の最中はファンに土下座や投げキッスをするなどノリノリの様子で、楽しんごの持ちネタ「LOVE注入」も飛び出した。

 「どうもありがとう。スタンド〜!! アリ〜〜ナ!!」。桑田はお決まりのあいさつで会場を沸かせた後、巻き起こる「おかえり〜」コールに対して「ご心配ばかりおかけしましたが、ただいま。私は元気です!!」とうれしそうにシャウトした。

 ファンから「今年のライブは?」と気になる質問が飛ぶと「まだ(手術から)6カ月なの!! 大手術!! あんたたちは本当に…」とつぶやいたが「うれしいな。ぜひ博多に今年中に戻って来たいという気持ちはあります」とリップサービス。体調次第ではあるが、昨年中止となってしまったソロツアー再開へ意欲をにじませていた。

 約30分のステージの締めくくりは「本当は怖い愛とロマンス」。桑田もこれほどの至近距離でファンと触れ合える機会はめったになく、最前列のファンたちとタッチを交わしていた。「また帰って参りま〜す」。最後に桑田は再び、“第二の故郷”へのカムバックを約束していた。

 「MUSICMAN」の試聴会は今後、19日の茅ケ崎市民文化会館まで全7会場で行われる。合計で6万通以上の応募が殺到し、競争率10倍のプレミアチケットとなった。今後の試聴会で桑田が登場するかどうかは未定だが、アルバムの完成度に相当な自信を持っているだけに、桑田はきっとやる気満々のはずだ!!

 

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