2011年 2月 1日
太陽光発電の野菜工場が完成
世界初の太陽光発電実験が行われている岡山市の京山山頂でまた世界初の取り組みがスタートです。発電した電気を利用して野菜を栽培する工場が完成し、1日から栽培実験が始まりました。完成したのは野菜工場「やさい蔵」で京山山頂にある京山タワーの1階部分約400平方メートルを育成プラントとして整備しました。栽培されるのはサニーレタスや小松菜、サラダ菜など約30種類。育成のために必要な1日約1100キロワットの電力の約50パーセントは工場の外で行われている太陽光発電実験による電力でまかなわれます。1日は実験を行う岡山市の両備ホールディングスと東京の独立行政法人、産業技術総合研究所の関係者など約100人が参加しオープニングセレモニーが行われました。栽培された野菜の出荷までの日数はサニーレタスで28日など全て1ヵ月以内で出荷できるということです。工場は4月上旬には一般に公開され、両備ホールディングスでは子供向けのイベントなども予定しているということです。

漫画喫茶で強盗の疑いで逮捕
1日朝香川県まんのう町の漫画喫茶に男が押し入り、現金を奪ったとして31歳の会社員の男が強盗の疑いで警察に逮捕されました。逮捕されたのは香川県まんのう町の会社員吉川直行(31)容疑者です。警察の調べによりますと吉川容疑者は1日午前8時半頃まんのう町の漫画喫茶、「マンガ図書館ティースリー」に押し入り、レジにいた男性従業員に刃物を突き付けて「金を出せ」と脅し、現金7万6千円を奪って逃走した疑いです。従業員と店内にいた客にはケガはありませんでした。吉川容疑者は車で逃走中、緊急配備の警察官に呼び止められ、愛媛県内で逮捕されました。警察の取り調べに対し、吉川容疑者は「金に困ってやった」と容疑を認めているということです。

母子殺傷事件で初公判
去年2月倉敷市で義理の姉を殺害、その息子2人にケガをさせた上家に放火したとして殺人などの罪に問われている男に対する裁判員裁判の初公判で被告は起訴内容を全面的に認めました。殺人などの罪に問われているのは倉敷市林の鉄筋工大崎新市被告(44)です。起訴状によりますと大崎被告は去年2月25日、同居する義理の姉、大崎峰子さん(当時38)を包丁で刺して殺害、その息子2人にケガをさせた上家に放火したとされています。きょうの初公判で大崎被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。冒頭陳述で検察側は被告と峰子さん親子には以前から騒音や金銭問題などでトラブルがあり、不満を募らせた被告が犯行に及んだと動機を指摘しました。一方、弁護側は被告は責任能力はあるものの発達に遅れがあるなどとして情状酌量を求める方針です。

TPP参加阻止で集会
環太平洋地域の貿易完全自由化を目指すTPP、環太平洋連携協定への参加阻止を訴える集会が岡山市で開かれました。会場の農業関係者らからは、不安の声が聞かれました。先月発足したJAグループ岡山TPP対策本部などが開いた集会には、県内の農林、漁業、畜産業団体から約450人が参加しました。関税を撤廃し、完全自由貿易を目指すTPPについて、菅総理は「平成の開国」論を掲げ、参加への意欲を示し、経済界からも参加を求める声が上がっています。しかし、農業関係者らは地域経済の崩壊につながるとして、参加反対の声を日増しに強くしています。集会ではTPP参加阻止を求める決議が採択されました。主催者は今後も商店街でのパレードや署名活動で、参加阻止の機運を高めていくことにしています。

ガイナーズ自主トレ
四国アイランドリーグプラスの香川オリーブガイナーズが1日からさぬき市で合同自主トレを始めました。合同自主トレにあたり、西田監督は選手に今しかできない「体力強化」を指示しました。それは、ベテランの洋輔や智勝らがチームを去り優勝した去年とは違う若いチームに生まれ変わったためです。選手23人の半分にあたる12人が新加入選手で、これから2カ月で新しい選手の才能を見い出していくことになります。広島から移籍した地元出身の新人山中達也、去年最多勝に輝いた高尾健太、年間MVPの前川勝彦を軸にした投手陣も楽しみです。また、キャプテンは1塁手としてベストナインに選ばれた中村真祟が務めることになりました。ガイナーズはこのあと来月1日からキャンプに入りシーズン開幕に備えます。