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アリストテレス以来の謎=ウナギ卵発見、完全養殖に道

 ウナギの卵は古代ギリシャから続く謎で、哲学者アリストテレスは「ウナギは泥の中から自然発生する」と書き残している。ニホンウナギの天然卵採集は、2000年以上にわたる謎に終止符を打つとともに、漁獲量が激減するウナギの完全養殖の実用化に道を開く可能性がある。

 ウナギは、亜種も含めると世界に19種類が生息。20世紀初頭には、大西洋のバミューダ諸島と西インド諸島に広がるサルガッソ海で、ふ化直後の仔(し)魚が採集されたが、自然界で卵が見つかったことはなかった。卵がなければ、仔魚や稚魚(シラスウナギ)に育つ条件が分からず、養殖は手探り状態が続いた。

 水産総合研究センターは昨年4月、ニホンウナギの卵からふ化させた仔魚を成魚に育て、その成魚から採卵して再びふ化させる「完全養殖」に世界で初めて成功したと発表。しかし、稚魚に育つ割合が低い上、コスト面の課題もあり、天然シラスからの養殖に頼らざるを得ない。

 シラスの漁獲量は乱獲や環境悪化で、最盛期の1970年代の1〜2割まで激減。ウナギの産地を偽装する事件も後を絶たない。他の種のウナギも減少の一途という。

 水産総合研究センターの黒木洋明主任研究員は「天然卵採取で分かった適切な塩分などの水質や水温は、養殖技術に役立つはず。完全養殖の実用化にも応用が期待できる」と話している。 

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