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今日のイチオシ芸能記事
桑田 サプライズ熱唱でLOVE注入!
(2/2)
大みそかのNHK紅白に出演し、がん闘病からの復活を果たしたサザンオールスターズの桑田佳祐(54)が1日、福岡市のZepp Fukuokaで行われたニューアルバム「MUSICMAN」(23日発売)完成記念試聴会にサプライズで登場した。212日ぶりにファンの前に登場し、3曲をノリノリで熱唱。「また帰ってきます」と復帰ライブを約束した。
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アルバム全17曲の試聴会が終わった後、「中洲(※注・九州一の歓楽街)が第二の故郷というこの男が来ています」と司会者がアナウンス。「明日晴れるかな」のイントロが流れると、ダークスーツにポケットチーフまで入れた正装の桑田が登場し、800人のファンの大声援に包まれながら同曲を歌いあげた。
桑田お得意のサプライズ演出。「スタンド〜、アリーナ〜」と客席に呼びかけるお約束のやりとりも復活した。「お帰り〜」という声援には、ステージで正座して頭を下げる土下座パフォーマンスで感謝。さらに、楽しんごのギャグ「LOVE注入」まで披露し、愛を振りまいた。
その後は「本当は怖い愛とロマンス」など合計3曲をノリノリで熱唱し、完全復活を印象づけた。トークでは「4キロぐらい体重も減ったんです」「正式に(がんと)診察結果が出るまで1週間ぐらいボーッとしてたんだけど、うちの奥さん(原由子)は動じない人だよ」などと、がん闘病の経過をひょうひょうと報告。「たばこはだいぶ前からやめてたんだけど…お酒はなかなかやめれなかったんですけど、酒、やめたんです」と闘病をきっかけに、断酒していることを明かした。
昨年の紅白でアルバム収録曲の「それ行けベイビー!!」と「本当は‐」を歌ったが、ファンに生歌を聞かせるのは実に212日ぶり。がん手術、リハビリというこれまでにない苦労を経ての復活劇に「背中を押していただきありがとうございます」と何度も感謝し、最後は花束をくれた最前列の女性ファンの手にキスをする大サービス。さらに、コンサート開催を求めるファンに「また帰って参ります」と力強く宣言した。
桑田は昨年7月に食道の扁平(へんぺい)上皮がんと診断されて以降はアルバム製作を中断し、手術とその後のリハビリに専念。同年10月にレコーディングを再開し、12月にアルバムが完成していた。試聴会は待たせたファンに少しでも早く楽曲を届けようと企画され、全7会場で6000人(招待)に対して約6万人の応募があった。
(デイリースポーツ提供)