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桑田佳祐、ファンの前で歌った「元気でーす」 (2/2ページ)

2011.2.2 05:06
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 博多っ子の拍手と歓声が、大きなうねりとなって会場を包み込む。アルバム試聴が終わり、司会者の「福岡・中洲が“第2の故郷”だという人が来ています」という呼び込みを受け、スーツにネクタイ姿の桑田が姿を見せた。

 「元気ですか!って、『元気ですか』はオレだよ」とひと呼吸置いて、「元気で〜す」と力強く宣言だ。

 ファンの前に登場するのは、昨年7月4日に行われた妻でサザンの同僚、原由子(54)のソロ公演に飛び入り出演して以来。まずは07年発売の「明日晴れるかな」を歌い、ステージ上に正座して頭を下げる。お笑い芸人、楽しんご(31)の決めポーズ「LOVE注入」も披露した。

 この日から全国7都市で「プレミアムリスニングパーティー2011」と銘打ち、23日発売のアルバム「MUSICMAN」の試聴会ツアーを敢行。初日は800人が70分にわたって計17曲を試聴し、その間、スクリーンに桑田直筆の歌詞が映し出され、その舞台裏では、この日現地入りした本人がひそかに出番を待ち続けていた。

 実に212日ぶりのライブ。「(手術から)まだ6カ月しかたってないんだよ」とボヤキながら、テンションは高まるばかり。ズボンのチャックが半開きになっていると指摘され、股間に手をあてる“下ネタ”で笑いを誘う。「体重は4キロぐらい減りました。酒もやめました」と明かし、「(がんの)検診を受けろよ」と呼びかけた。

 復帰の場となった昨年大みそかのNHK「紅白歌合戦」に続き、高音から低音まで幅広い歌声は健在だ。30分間にわたって最新曲「本当は怖い愛とロマンス」まで3曲を熱唱。客席からライブを求める声が上がると「ぜひ、福岡に今年中に戻ってきたいという気持ちはあります」と応えた。

 最後は客席最前列のファンとハイタッチを繰り返し、復活祝いの花束を手に満面の笑み。今後の試聴会への出演は未定だが、その表情には気力と体力がみなぎっていた。



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