『週刊現代』(2011年2月12日号)は、東京ローカルのTV局TOKYO MX幹部の言葉として「今後、より条例が厳しくなると過激なアニメは放送を自粛する可能性がある」「アニメ好きを過度にアピールする学生は採用しないほうがいいのではと考えている」と報じた。だが、TOKYO MX側は同社の新卒採用ブログやTwitterを通じ、これを否定。「厳重な抗議を行っている」ことを明らかにした。
この号の『週刊現代』では、「『青少年健全育成条例』に困惑する東京MXテレビ」という見出しで、TOKYO MXが今後、パンチラなど過激な描写を含むアニメの放送を自粛する可能性があることや、アニメ好きな学生の採用を見送る可能性があると報じている。東京都青少年健全育成条例の改正案が都議会で可決されたことを受けたもので、誌面ではいずれもTOKYO MXの幹部が語ったものとされている。
だが、TOKYO MX側は新卒採用ブログで「『アニメが好きか否か』が採用の基準であるかのような記事が掲載されましたが、そのような事実はまったくございません」と、採用に関する報道を全面的に否定した。
またアニメ放送についても、同社のTwitterを通じ
「深夜アニメを自粛するという記事が掲載されましたが、これらは全くの捏造、虚偽の報道です」
と、『週刊現代』に厳重な抗議を行っていることを明らかにした。同ツイート(つぶやき)では、「アニメ重視の編成方針に変わりありませんし、今後もアニメファンのためのよき放送局でありたいと考えています」と、同社が今後もアニメを重視する方針であることを宣言している。
【関連サイト】
TOKYO MX新卒採用ブログ TOKYO MXの採用ブログ
TOKYO MX(TOKYOMX) TOKYO MXのTwitter
(NCN編集部)