高木マニア堂
何となく思いついたこと、目についたことをツラツラと…。
288:メイドさんについて考えてみる
<2010年11月=東スポ携帯サイトより>
本紙が協力する秋葉原の現役メイドナンバー1決定イベント「第1回AKIBA 萌キュンGP 2010」の取材に行ってきた。
会場には300通以上もの応募から選抜されたかわいらしいメイドさん6名がズラリ。本家英国風のメイド服から、戦国時代風衣装(?)、さらには完全なる漫画やアニメのコスプレまで。それぞれの個性と魅力をアピールするメイドさんたちに見とれてきた次第…。
だが待てよ。「メイド=かわいい」なんて公式が確立されたのは、ごく最近のこと。完全に定着したのは秋葉原にメイド喫茶が出現して以降じゃなかったか?
メイド喫茶の出現以前、われわれ40代の人間が、メイド服を見て思い出す存在は、それこそ「アルプスの少女ハイジ」に登場するロッテンマイヤーさん(ゼーゼマン家の執事)であり、「はいからさんが通る」に登場する如月さん(伊集院家の奥女中)といった高齢の、それもやや、うるさ型のオバサ
ンだった。
いわば音を立ててスープを飲んだりすると、非常に厳しく叱責してくるタイプだ。
若くかわいいタイプのメイドさんで頭に浮かぶといったら「巨人の星」のごく初期エピソードで、登場する花形家で働くメイドさんぐらいか?
花形満が、テニス教師相手に野球用バットでラリーを繰り返し、ノックアウト打法の特訓をするシーンの直後、「満ぼっちゃん お飲み物をお持ちしました」とワゴンを押してくる女性である。あの時代のメイドさんは大金持
ちの豪邸を表現するための記号だった気がする。
今回、萌キュンGPに選抜されたメイドさんのほぼ全員が、将来の目標として「メイドとしてのスキルアップ」を挙げていた。
だが、メイド業を極めた先にあるのは、決してご主人様を癒す、甘ったるい天使のような存在ではない。ロッテンマイヤー女史や如月さんのような礼儀作法に厳しい、口うるさいオバサンなのである。
それにしてもメイドさんたちの決め台詞に「ニャンニャン」という言葉が多いのはなぜだ?
あのねのねのヒット曲「ネコニャンニャンニャン」なんてのもあったし、高部知子のニャンニャン写真騒動、おニャン子クラブを生み出した「夕やけニャンニャン」もあった。
もーれつア太郎に登場するニャロメは「~だニャロメ」とか「ニャー」とか「~だニャ」とは言うが「ニャン」なんて、人間に甘えた言葉は発していなかった。
「ニャン」が付くキャラクターの元祖は、ともに大阪万博の年・昭和45年からテレビ放送された「ネコジャラ市の11人」(NHK)に登場するガンバルニャン(声・熊倉一雄)や、「いなかっぺ大将」(フジテレビ系)のニャンコ先生(声・愛川欽也)と、どちらもオス猫だったしな…。
プロフィル
高木圭介のプロフィル
昭和44(1969)年6月4日、神奈川県川崎市生まれ。かつてジャイアント馬場さんも暮らした新丸子の街
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