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川島つかんだプレミアへの道

2011年02月01日
スポーツ

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【サッカー:アジア大会のヒーロー(1)】アジアカップ決勝(カタール・ドーハ)のオーストラリア戦で大活躍したのが、日本代表FW李忠成(25=広島)と同GK川島永嗣(27=リールス)だ。李は延長後半4分に劇的ボレー弾で殊勲のゴールを挙げ、川島はスーパーセーブと“ドヤ顔”の連発で日本を2大会ぶりの優勝に導いた。ヒーロー2人の活躍の原動力に迫った。 

 ◆GK川島永嗣 もともと川島が今季、ベルギーの弱小クラブ・リールスに移籍した裏には、将来に向けた思惑があった。
 恩師で埼玉・浦和東高サッカー部監督を務める野崎正治教諭(51)も「(リールスの)オーナーがプレミアリーグとつながっている。川島は英プレミアやイタリア、スペインあたりへの移籍を視野に入れているのではないか」と証言。
 リールスのオーナーを務めるエジプト人実業家のマジェド・サミー氏は、2007年に破産危機に陥っていたリールスを買収して負債を整理。同時に2部のトゥルンハウトも買収し、ユースアカデミーの強化にも着手した敏腕経営者だ。このサミー氏が事業の関係で英プレミアリーグのクラブを買収する計画があったという。アーセナルとのパイプもあり、川島サイドはこのサミー氏のルートで移籍をもくろんでいるというわけだ。
 アジア杯決勝戦は、欧州のスポーツ専門テレビ局「ユーロスポーツ」で欧州全土に生中継された。プレミアリーグに縁が深いオーストラリア代表選手に注目が集まる中、川島の“神セーブ”連発にはプレミアリーグへの強烈なアピールの意味もあったのだ。
 川島は今季からリールスと2年契約を結んでいる。今シーズン後の移籍なら移籍金が発生するが、最近のイングランドはGKの人材難。各クラブが優秀なGKを探しているだけに「最後もタフな試合をものにできたのは大きい」という日本の守護神の争奪戦が始まることになりそうだ。

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