雪下ろし中の転落など、昨年11月1日から今年1月31日までの大雪による死者は13道県で81人に上ることが1日、総務省消防庁の集計で分かった。戦後2番目の死者数を記録した「平成18年豪雪」以来のペースで、65歳以上の高齢者が53人と6割超を占めている。
消防庁によると、屋根の雪下ろしや除雪作業中に死亡した人が60人に達し、次いで落雪などが12人、雪崩6人など。都道府県別の死者は新潟の19人が最も多く、北海道15人、秋田11人、山形9人などとなっている。
全国のけが人は重傷389人、軽傷582人で、民家が破損する被害も発生している。
平成18年豪雪(05年12月~06年3月)では152人が死亡した。戦後、大雪の死者が最も多かったのは「昭和38年1月豪雪」の228人。
毎日新聞 2011年2月1日 12時48分(最終更新 2月1日 13時07分)