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[ライフ]ニュース トピック:ペット・いきもの
【写真劇場】北海道 エゾシカ急増で農林業に被害 知床を闊歩する「アフロ鹿」
2011.2.1 09:53
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シーン1
2005年に世界自然遺産に指定された北海道・知床半島。北方領土の国後(くなしり)島を間近に望む羅臼(らうす)町の浜で、網が角に絡みついたエゾシカに遭遇した。
シカは雑食のため、エサを探して民家に降りた際に、防護網に絡まってそのまま逃げたらしい。地元では絡まった網を髪形に見立てて、“アフロ鹿”や“ドレッドヘア鹿”“かみなりさま鹿”などと呼ばれている。
いったん絡まった網は角が生え替わる初夏まで外れることはない。シカは“アフロヘア”を揺らしながら暮らすしかない。
シーン2 銃規制、食文化、資金…駆除へ高いハードル
初めて遭遇してから約1カ月後、同じ場所で再び黄色い網を被ったあのシカと再会した。“アフロ鹿”は斜面からしばらくこちらをうかがうと、臆する様子もなく道路を横断し、ゆうゆうと浜に降りていった。
知床の動植物などの調査研究を行っている知床財団によると、知床のエゾシカの数はここ20年で急増した。2005年の調査では1万頭近いエゾシカが生息していることが分かった。
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