ライフ【写真劇場】北海道 エゾシカ急増で農林業に被害 知床を闊歩する「アフロ鹿」+(1/2ページ)(2011.2.1 09:53

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【写真劇場】
北海道 エゾシカ急増で農林業に被害 知床を闊歩する「アフロ鹿」

2011.2.1 09:53 (1/2ページ)
【写真劇場】網が角に絡まり、アフロヘアのような姿になったエゾシカ。民家に侵入し、家庭菜園などを食べてしまう被害が相次ぎ、地元では頭数調整に苦労している=2010年12月26日、北海道羅臼町

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【写真劇場】網が角に絡まり、アフロヘアのような姿になったエゾシカ。民家に侵入し、家庭菜園などを食べてしまう被害が相次ぎ、地元では頭数調整に苦労している=2010年12月26日、北海道羅臼町

シーン1

 2005年に世界自然遺産に指定された北海道・知床半島。北方領土の国後(くなしり)島を間近に望む羅臼(らうす)町の浜で、網が角に絡みついたエゾシカに遭遇した。

 シカは雑食のため、エサを探して民家に降りた際に、防護網に絡まってそのまま逃げたらしい。地元では絡まった網を髪形に見立てて、“アフロ鹿”や“ドレッドヘア鹿”“かみなりさま鹿”などと呼ばれている。

 いったん絡まった網は角が生え替わる初夏まで外れることはない。シカは“アフロヘア”を揺らしながら暮らすしかない。

シーン2 銃規制、食文化、資金…駆除へ高いハードル

 初めて遭遇してから約1カ月後、同じ場所で再び黄色い網を被ったあのシカと再会した。“アフロ鹿”は斜面からしばらくこちらをうかがうと、臆する様子もなく道路を横断し、ゆうゆうと浜に降りていった。

 知床の動植物などの調査研究を行っている知床財団によると、知床のエゾシカの数はここ20年で急増した。2005年の調査では1万頭近いエゾシカが生息していることが分かった。

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【写真劇場】網が角に絡まり、アフロヘアのような姿になったエゾシカ。民家に侵入し、家庭菜園などを食べてしまう被害が相次ぎ、地元では頭数調整に苦労している=2010年12月26日、北海道羅臼町
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SANKEI_EXPRESS_2011(平成23)年2月1日付EX(15面)
SANKEI_EXPRESS_2011(平成23)年2月1日付EX(16、17面(見開き))
【写真劇場】北海道羅臼町

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