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デジタル化は
技術力の壁を壊す。

設立わずか6年の当社が、品質の高い液晶テレビを作れるのは、工場を持たないファブレスメーカーであるからです。国内外のメーカーの高品質で安価な部品を仕入れ、それらを中国トップクラスの工場で厳しい品質管理のもとで製品にしています。ですから、中を開いてみれば、日本の大手メーカーと同じ部品を使っていたり、アメリカでトップシェアを誇るメーカーと同じ部品を使っていたりするのです。実は、アナログの場合、経験や独自のノウハウによる技術が詰まっているのですが、デジタルであれば、基本的に同じ物を使えば性能に変わりはありません。実際に、大手メーカーでも部品のOEMは行われています。後発の私たちが、大手メーカーと同じ性能を手に入れられるのは、デジタル化とファブレスという部分が大きいのです。

けれども、それだけでは、大手メーカーとの競争に勝てません。そこで当社では徹底した販売管理費の削減を行い、他社では真似のできない低価格を実現しています。有名なタレントを用いた広告展開も行っていませんし、店頭で商品を案内することもありません。もともと従業員数が30名ほどですから、販売店様を訪問する人員すらいません。当社の販売管理費は、わずか数％なのです。一方で、デザインにはこだわります。テレビ本体はもちろん、リモコンのパーツまで、高級感や新しさを感じられるように仕上げています。

商品開発のスピードも、他社と比べて早いのではないでしょうか。今回の政府始動のエコポイントに関しても、発表の一週間後には中国で技術者と対応を協議していました。このような動きに素早く応じて頂ける協力会社と、強い信頼関係を構築できていることは当社の財産です。さらに、ファブレスであるがために弱点とされていた、アフターサービスのスピードも改善しました。コールセンター業務、修理出張サービス、倉庫業務まで、全てのオペレーションを一社に依託し、一元管理を行っています。また、今回の「42型デジタルフルハイビジョン液晶テレビ」の低価格化は、株式会社ノジマ様、株式会社西友様、アマゾンジャパン株式会社様、コストコ ホールセール ジャパン 株式会社様といった販売パートナー企業様の協力も大きな要因となっています。様々な企業との連携によって、高品質・低価格が実現しているのです。

今後のビジョンとしては、まずは日本で知名度を上げ、液晶テレビのメーカーとしてのブランド力を持つ事です。今回の「42型デジタルフルハイビジョン液晶テレビ」で、その礎を築く事ができると考えています。そして、様々なお客様の視点に立ったマーケティングを行い、幅広い製品ラインナップでニーズに応えていきます。また、強化されたアフターサービスをより充実させ、真にお客様から選ばれるブランドへと成長します。その後は、中国・アメリカといったマーケットに対して、高品質・低価格のみならず、デザインや仕様を武器に積極的に進出していきたいと考えています。現在アメリカでは、当社と同じような低価格路線のテレビメーカーがトップシェアを築いています。液晶テレビのパラダイムシフトは、すでに始まっているのです。

1949年7月8日生（かに座）　O型
東京都出身
趣味：テニス、ゴルフ、山登り、買い物
座右の銘：人との出会いを一つ一つ大事にし、絶対に人を裏切らない。
本社：東京都中央区築地
設立：2003年6月1日
ホームページ：http://www.bydsign.jp/