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[地方]ニュース
小沢氏強制起訴 「由々しき事態」 達増知事、検審を批判 岩手
2011.2.1 02:36
民主党の小沢一郎元代表のおひざ元、岩手県政界でもさまざまな反響が起こった。
民主党籍を持つ達増拓也知事は31日の定例会見で、小沢氏の強制起訴に関し「検察審査会が強制起訴の根拠とした石川議員の供述は検察の誘導によるもので、『事実と違う』という主張を裁判所が証拠採用した。そういう意味で起訴議決の根拠が揺らぎ、まともな裁判ができない。こうした仕組みのおかしさ、異常さを根本的に考えて、対応していかなければならない」と強制起訴に至る経緯を批判。その上で、「検察の供述でっち上げ問題が広く行われてきているのが見えてきている。国民にとって由々しき事態」と話した。
小沢氏の離党や議員辞職を求める党内の動きについては、「検察審査会による強制起訴の基盤が揺らいでいる。起訴の手続きが始まったとしても無罪を確認するための作業と理解して、それにふさわしい常識的な対応をすればいい」と否定的な考えを示した。
同党県連は「裁判で事実関係が明らかになることによって、無罪が確定することを確信している。統一地方選への影響は分からないが、誤解が解消されていくものと思っている」とコメントした。
一方、野党側は反発を強めた。自民党県連は「小沢氏は秘書が3人逮捕、起訴されているにもかかわらず、何ら説明責任を果たしていない。国民の声が大きくなる前に政治的責任としての離党、議員辞職を行うべきだ。裁判結果が出るまで長時間かかると思われ、今国会の早い時期に国民への説明責任を果たすべきだ」と主張。ある野党幹部は「小沢氏の強引な政治手法、金権体質は排除しなければならない。小さな町村の選挙にも対立候補を無理やりぶつけてくるのが小沢選挙。統一地方選では徹底的に戦う」と反転攻勢へ気を引き締めた。
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