京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)に怒号を浴びせ授業を妨害したとして、威力業務妨害や侮辱の罪に問われた「在日特権を許さない市民の会」幹部(当時)ら4被告の初公判が1日、京都地裁であった。4人は拡声機で叫ぶなどしたことは認めた上で、「政治的主張をぶつけるためで犯罪でない」と無罪を主張した。
起訴されているのはマンション管理業、西村斉(ひとし)(42)▽電気工事業、川東大了(かわひがし・だいりょう)(39)▽飲食店経営、荒巻靖彦(46)▽無職、中谷辰一郎(41)--の4被告。
検察側は冒頭陳述で、西村被告が他の被告を誘い、共謀して09年12月4日、同校前で拡声機を使い、「こんなもんは学校でない」などと叫んで授業を妨害したと主張した。
西村、川東、荒巻の3被告は、徳島県教職員組合事務所への威力業務妨害罪にも問われている。
毎日新聞 2011年2月1日 14時28分(最終更新 2月1日 15時02分)