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[地方]ニュース
小沢氏強制起訴で民主党県連 「かなりのダメージ」 奈良
2011.2.1 02:27
民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、小沢氏が在宅のまま強制起訴された31日、同党県連関係者の間では「予想されたこととはいえ、党にとってはかなりのダメージ」と失望の声が広がる一方、統一地方選に向け攻勢を強めたい自民党側は「民主党は小沢氏を離党させるべきだ」と気勢を上げた。
民主党県連の滝実代表は「非常に残念だと思っている。起訴内容を確認した限り有罪に該当するようなものはない。法廷で白黒をつけ、無罪を勝ち取ってほしい」と小沢氏を擁護。滝氏は小沢氏の離党勧告などを判断する党役員会メンバーにも名を連ねるが、「離党勧告ということにはならない。あれだけの政治家。進退を決めるときには自分で判断するはず」とした。
吉川政重衆院議員は「かなりダメージがある。4月の統一選でもマイナスになるのではないか」と懸念を示した。また、逆風下で県議選に挑むある同党公認の立候補予定者は「強制起訴は折り込み済みのこと。小沢氏が国会できちんと説明できていたのかは僕らも疑問だ」と冷ややかだった。
一方、自民党の田野瀬良太郎衆院議員は「(小沢氏は)自民党ならとっくに離党されている。政治とカネの問題で責任を取れない民主党では改革などできない」と舌鋒鋭く批判。県連の奥山博康幹事長は「民主党政権のちぐはぐさ、寄り合い所帯の体質が露呈されつつあるのではないか」と話した。
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