2011年1月28日金曜日

暴走する「帯労連」執行部 (2)

「帯労連」側、畑中前事務局長の「離職理由」の「解任」取り消し

★28日、ハローワークから連絡がないので、確認の電話を入れてみると担当者が「一応は『解任』は取り消すということでした。」と言う返事が返ってきました。当然のことです。しかし、「自己都合による「退職」との認識は変わりません」との回答にあきれかえるばかりでした。現在、保留になっています。

★昨年10月3日の帯労連第23回定期大会では、帯労連執行委員の選挙は選挙管理委員会が事前の告示を終え、対立候補がいなく全員信任投票でした。大会では昨年春の帯広市議会議員補欠選挙に関わることを一部組合代議員から畑中前事務局長に対する誹謗・中傷、一方的な決めつけなどを発言し、会計に関わる質問も会場からヤジをとばす帯労連の現執行委員が代議員となって意図的に発言しました。その結果、畑中だけが不信任になったものです。それはそれは泣き出して会場をでる組合員もいたほど、まるで修羅場となりました。 現議長は「前代未聞」と表現しているくらいです。

★現在の「帯労連」執行部には、10月の定期大会で畑中前事務局長を誹謗・中傷した人物達がその後の臨時大会で続々立候補をし、当時の選挙管理委員会もそれを許し、1人しかいなかった執行委員が臨時大会では若干名のところを5人が立候補をしてきました。若干名であっても全員信任されて現在に至っているのです。 これは執行部を数の力で入れ替えをして、自分の都合のいいように私物化することが根底にあったことを示すもので、取り消したとはいえ畑中の離職票の「解任」はそれを証明するものだと言えます。


★畑中前事務局長はとりあえず臨時大会で別な事務局長が決まったことで「抗議の退職届け」を提出しました。ハローワークはそれらのいきさつを精査せず、機械的にそれを「自主退職」とみなしているのです。こんなばかな話は納得いくものではありません。 畑中前事務局長は不信任になって辞めざるを得なかったのであり、すすんで辞めたのではないことは、立候補しているというのが証拠になるのではないでしょうか

★事務局長をやりたいのであれば大会前の選挙の公示期間に立候補をする機会もあり、この20年間帯労連は役員選挙は全て信任投票でした。役員のなり手がいなく補欠選挙までやったことがあるくらいです。また、事務局長が不信任されたとしても複数配置している事務局次長で対応できるものです。しかし、現執行部は臨時大会を開催させ、執行部の入れ替えを目的になだれ込んできて、やったことは大会方針にもない議決ずみの決算報告をほじくることでした。

★その過程で「懲戒解雇」「会計流用」「どんぶり勘定」など口汚い手法で現執行部は畑中個人の責任にすり替えようと荒探しをしているといいます。もはや労働組合ではありません。ハローワークに前事務局長がいかにして不信任にされ、名誉毀損・人権侵害されたのか証明するために10月の定期大会での大会運営規則違反の発言の記録などをもって証明することになります。ばかげたことですが仕方ありません。


ハローワーク、「紙」さえあればそれでいいのか

★帯広地域労組の女性組合員は、会社が閉鎖されることになり、賃金が半分以下になる関連企業をすすめられたものの、いじめる上司がいることから不安になり、そこには行きたくないと思い、この場合、会社都合による解雇なのかどうか、ハローワークに相談に行ったところ、「それは自主退職だ」と一方的にいわれ、「解雇通告」が無いと「解雇」にはならないと言われました。いくら説明してもわかってもらえなかったと泣いて帰って来ました。 *現在、不当労働行為事件でたたかっている女性組合員も定年後の再雇用問題で争議になっているにもかかわらず、「自主退職」だといわれ、納得せず、何度も説明して、意見書も出し、やっとわかってくれたとこれまた時間がかかりました。畑中の場合も、証明するのにまたいやな思いをし、蒸し返すことでフラッシュバックに陥ってしまいます。

労働契約法の労働者への安全配慮義務、ハローワークは関係ないのか?

★解雇や、職場でのいじめなど経営者は「本人が弱かったんだ」と責任のすり替えをやりますが、それは責任逃れというものです。解雇者や理不尽な退職者を出さないようにするのが政府・行政機関の任務ではないでしょうか。それらによって精神疾患になった労働者はいったいどこに訴えたらいいいのでしょうか。 労働者が何故解雇になったのか、何故退職したのか、もっと丁寧にメンタルにも注意を払い、人間らしい対応を是非やってもらいたいものです。




2011年1月26日水曜日

暴走する「帯労連」執行部

畑中前事務局長の離職理由に「解任」とうその記述
     労働組合への政党支配介入あらわ

★昨年10月の定期大会で帯労連の事務局長として立候補していた畑中惠美子さんに対して、一部組合の代議員が大会運営規則に違反し、個人の名誉を傷つける不規則発言を行い、畑中さんは不信任になりました。事務局長が不信任になったとしても事務局体制は事務局次長が複数で配置されており、活動には支障がありません。

★しかし、畑中前事務局長を不信任に追いやった組合から臨時大会を開催し、新事務局長を決めるように提案されました。それを前提に、大会3日後にはお先棒担ぎの執行委員から現事務局長の名前がでてきました。それに続く数人の執行委員も立候補することによって開催された臨時大会では、畑中追い出しと連動して彼らの筋書き通り、「労働組合をリストラする」と選挙公約に明言した現事務局長が当選し、現在に至っています。

★現執行部の目的は前事務局長の荒探しを第一目的とし、大会議決済みの決算について荒探しに全力投球しています。

「横領」 「粉飾決算」 「会計の流用」 「どんぶり勘定」 「懲戒解雇」 「解任」 など
名誉毀損のオンパレード

★新執行部は大会で議決された2011年運動方針にもない前事務局長の「あら探し」に熱中し、金がないといいながら共産党市議予定候補事務所の一角に事務所を引っ越し、知らないで行った労働者は「共産党と合併したのかと思った」「カーテンが閉まっていて、電話しても出なかった」「鍵がかかって雪もかいてなく入れなかった」との声が聞こえています。畑中前事務局長個人にあびせた低レベルの言葉の数々。執行部は畑中だけでなく議長はじめ執行委員会を構成しているのに何故畑中なのか不思議なことです。

「組合員以外の人になぜお金をだすの?」

 とは現執行委員の発言です。まさに排除の論理であり、労働組合にとっては自殺行為といえるものです。労働組合は低賃金で泣き、我慢して働き、病気になってもクビを心配し、社長が法律だという下で働き、苦しんでいる労働者などが助け合い、団結してたたかう組織です。労働組合は運動をしなければつぶれる運命にあります。
 
 労働組合に政治介入、現執行部の正体

★前事務局長の畑中惠美子さんは1月25日、現執行部が1月17日にやっと手続きしたという離職票をもってハローワークに行きました。なんと離職理由に「10月3日の定期大会で解任された…」と書いてありました。そのような事実もないのに、まったくうそが書いてありました。「不信任」はたんなる不信任であり、解任ではありません。 しかし、現執行部・現事務局長が書いた「解任」とは、畑中追い出し=解任 の目的を果たしたということでしょう。筋書き通り、大会で策動し不信任することによって「解任」との汚名をきせる。かれらの目的が「離職票」によって証明されたことになります。

☆畑中さんは、20年も帯労連専従をやりながら雇用保険をかけてた期間は9年数ヶ月という有様です。 畑中前事務局長は臨時大会で新しい事務局長がひとまず決まったことで、11月1日づけで一連の不本意な対応に対して抗議の退職とどけを提出していました。
 その間、決算についてほじくり出し、「疑義」ありと3回も呼び出しがありました。これらのやり方はどろぼうと同じです。政党からの独立をかかげている帯労連が政党の意志をもった新執行部によって「帯労連」を私物化し、荒探しをやっているのです。

運動方針を具体化しない・やる気のない現執行部は総辞職を
 
★現執行部は苦しむ労働者の要求を解決するための運動には目もくれずもっぱら前事務局長の荒探しとTPP協定反対の一本やりです。労働組合運動を長い間やってきた仲間をいじめているのですから、困った労働者の問題を解決できるわけがありません。政党支持は個人の自由だとしても政党の方針を労働組合にもちこむのは間違いです。そのような労働組合は労働組合とは言えません。たたかう帯労連の歴史をひきつぎ、大会方針をいますぐ具体化するために要求で団結する当たり前の労働組合運動をすすめていきましょう。

 

2011年1月23日日曜日

賑やかに 新年会  ……国民宿舎・新嵐山荘

自衛隊・習志野第一空挺団ご一行様も同宿!?

■帯広地域労組の1月例会と新年会が新嵐山荘で行われました。質素で堅実なお膳でしたが、労働者階級にふさわしいお手頃予算で、まずまずでした。わたしたちの隣の大部屋には第一空挺団(パラシュート部隊)が貸し切っており、にぎやかな響きは聞こえませんでしたが、翌朝には迷彩服の隊員達が休憩場所として出入りしていました。

■例会では執行委員長から大会後の経過報告があり、大樹保育園の救済追加申し立て、モロオの組合員の休職問題、葵争議の経過などなど相変わらず多忙な活動の実態が報告されました。新年早々の労働相談では4日間でスピード解決した報告がありました。各組合員やサポーターからは喜怒哀楽をふくんだ近況報告で盛り上がりました。今年のあたらしい幕開けは労働組合らしく「たたかって前進する」そのために新事務所募金集めをすすめようと団結を固めあいました。

 

2011年1月18日火曜日

葵学園不当労働行為事件、第2回証人尋問~17日

学園、前組合委員長の「再雇用拒否」、学園「基準」・内規の施行前にすでに「拒否」の姿勢鮮明に!! 不当労働行為は明らか

■17日、午後から道労委で行われた第2回審問は葵学園理事長の上野敏郎氏への尋問が行われました。(公開) 学園側代理人は上野敏郎氏の陳述書を中心に尋問を行いました。
変形労働時間制導入や50歳定年制の導入など組合の主張や前回の高田さんの証言について釈明するような証言が多くありました。不当労働行為に関わる団交などについて上野氏の真意など尋問しましたが、上野氏の証言は一貫してあいまいで、長い間、交渉員からの報告をもとに組合と対峙してきた様子がはっきりわかる不誠実団交そのものを証言した格好になりました。

■一方、組合代理人からは、再雇用に関わる協定、前委員長の再雇用・拒否が自ら決めた「基準」の範囲を超えて前委員長を再雇用しなかったことの不当性について現在の状況を踏まえて尋問し、迫力のある的確な尋問でした。■補佐人からは学園代理人と上野氏の証言の食い違いを尋問しましたが、「 書面で提出する」ことを代理人から意見があり、審査委員がこれを認めました。

■労働委員会の審査委員からは学園提出の書証を示し、一つ一つ確認しました。上野氏はまともに答えられず、前委員長の再雇用拒否が平成21年4月から施行している「基準」を示す前にすでに学園が拒否を決めている内容の報告が書証で明らかになりました。これらのことは、組合側の主張を裏付ける証言となるもので、不当労働行為性がますます鮮明になった場面でした。

■次回は2月7日(月)、畑中帯労連前事務局長(現地域労組執行委員長)が証人となります。午後1時半から道労委で行われます。

2011年1月13日木曜日

タイガーマスクか?


地域労組事務所(個人宅)の除雪、いつの間に綺麗さっぱり

■帯広は12日午後から雪が降りはじめ、13日の朝には雪は止んでいました。庭の草木も雪ですっぽりうまり、その凸凹に朝の陽があたって、見事な冬景色を描いていました。■いつも除雪だけで排雪は春までお預け、これが帯広の除雪事情です。■午前中は車の排雪をして解雇問題で労働基準監督署へ、一旦戻り、夕方、大樹福祉事業会の第7回調査で外出する際、なんと、道路の除雪後の固まりが大きく奥に押し込まれて、広くスペースが確保されているのを発見。

■これはいったい!スコップでやった気配もなし、両隣も変化なし、タイヤの跡はある。とくれば、これはおそらく巷で流行しているタイガーマスクがやって来て、みかねてやってくれたのではないかと一方的に思うことにしました。たいへんありがたいことです。

■その後、遅刻もせず事業会の調査に出席しました。札幌からの労働委員会のみなさんは雪で列車の到着が遅れました。この日事業会の事務長は、次回の審問などの日程調整で前回審問での佐藤園長の証人尋問が予定を大幅に超えて終了し、予定した列車に乗り遅れたことを思い出したのか、本日はご機嫌ななめでした。

■次回は3月1日(火)午後1時から第8回調査と第4回審問を札幌で行います。組合側は申立人の畑中執行委員長が2度目の証人に立つ予定です。事業会からは追加救済申し立てに対する答弁書が提出されましたが、年末に組合から提出した準備書面に対する反論は今のところでていません。

2011年1月8日土曜日

北海道ホテル

~旅立ち~

★暮れも押し迫ったある日、帯広に長い間すみ続けた知人の男性が、奥さんの住む札幌へ引っ越しすることになりました。やっと売れた家を処分する前に必要なものがあったらどうぞ、というお話があって訪ねてみました。
★久しぶりに懐かしい奥さんにもお会いして、札幌ではすでに入居する施設も予約済みということで、明るい表情でした。歩くのもひとりでは無理な様子、その日はかかりつけの病院でその後の相談をしてきたそうです。
★遠慮する私に奥さんが、大きな辞書をふたつ持たせてくれました。それは頂戴いたしました。明くる日、家族とともに老舗の北海道ホテルで帯広での最後の夜を過ごしたそうです。札幌では断酒会にはいり、治療の第一歩がはじまったことを耳にしました。それを聞いて安心いたしました。
★それにしても主なしの家に土足ではいるには忍び難く、後始末を依頼された友人たち数人で何日もかけながら家財道具を整理して、いよいよ明け渡しの期日が迫りました。さすがに寂しさから逃れることができませんが、これからは自分とのたたかの日々が一日一日の生きる目標になるでしょう。
★固い決意に満ちた、心和む年の始まりでした。(畑中記)

2011年1月1日土曜日

明けまして、おめでとうございます♪♪♪



ことしもどうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m



 暮れの30日夜に女性組合員から電話があり、1時間少しの長電話になりました。ここ数年、毎年暮れになると解雇問題が持ち上がり、東奔西走していた頃を思い出します。昨年11月、リストラをすすめる「帯労連」事務所から脱出しました。帯広地域労組は、あらためて労働問題解決のための労働組合だという部分が多くを占めていることを実感させられた年だったと思います。

 昨年12月28日には大樹不当労働行為事件で事業会からの不当な介入があり、北海道労働委員会に追加申請して調査開始の通知が届きました。(株)モロオの嘱託社員の労災休業問題も起きて、会社は代理人・弁護士を窓口にしているため、労働組合との交渉はちょっとぎこちなさがありますが、難関突破するしかありません。

★帯広地域労組の新事務所計画  100万円募金運動にご協力を

 12月の定期大会で4月を目処に帯広市内中心部に新事務所をもつことをみんなで確認しました。「困った人が気軽に立ち寄れて、相談できる人がいる」そんな組合をめざし、「金あるものは金を、力のあるものは力を」と憲法の応能負担の原則を取り入れて活動を開始しています。~楽しく学んで、しっかり実践~  ことしも元気な帯広地域労組をどうぞよろしくお願い申し上げます!



2011.1.1
帯 広 地 域 労 働 組 合
   執行委員長   畑中惠美子
他執行委員一同
★☆ 1月例会・新年会のお知らせ ★☆
     
       1月21日(金)18時
     国民宿舎・新嵐山荘(芽室町)
 会費 *日帰り~2,100円 *1泊~5,000円
     申し込み締め切り~1月15日
 
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★★☆★☆
  

2010年12月25日土曜日

大樹福祉事業会、迷走!  「協定書」の破棄通告

 不当労働行為として追加救済申し立てへ   道労委 受理

★現在、北海道労働委員会で争われている不当労働行為事件の発端は今年1月、労働組合に対する一方的な組合との「確認書」の破棄通告でした。事業会は今回また、同じ手法で12月24日付で、昨年4月の組合との協定書の破棄「通知書」を一方的に送って来ました。

★事業会は12月に入り、3回に渡って「団体交渉」を申し入れてきました。その内容は給食部門の外部委託をなにがなんでも強行したいために、1回目は「給食部門の外部委託」について、2回目は「組合員の雇用について」、3回目は「協定書の存廃について」と毎回議題が加わりました。組合はその都度、「その議題は労働委員会で争われている内容であり、11月25日の佐藤常務理事の証言について、疑わしい証言であるので精査し、反論する。今、団交を行うのは適切でない」との回答を送っています。

佐藤常務理事の証言、二転三転、「宣誓書」にふれる発言の数々

★年明け1月13日に7回目の調査が帯広市内で予定されています。事業会は2世代にわたって大樹町における民間保育園の草分けとして多くの卒園生を世に送り出しています。また、歴史的な寺の住職としての顔もあり、南保育園はその敷地内にあります。佐藤常務理事・南保育園園長は組合との「協定書」にあえて「信義誠実」の4文字を入れるのにこだわりました。しかし、「給食部門の外部委託」にこだわるあまり、該当者への退職強要、安全配慮義務違反、不当労働行為など「信義誠実」とは名ばかりの「問題行動・発言」に対して一寸の反省もありません。

★労働委員会審問で証言する場合、証人は「宣誓書」を読み上げて宣誓をし、サインと捺印をします。「良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、また、何事も付け加えないことを誓います」というものです。
★宣誓をしたあと、虚偽の陳述をすると3ヶ月以上10年以下の懲役に処するとういう罰則の規定が労働組合法にあります。11月25日の証言はこうして始まっているのをお忘れではないでしょうか。

★帯広地域労組は今回の「協定書」の一方的な通告に対して北海道労働委員会に労働組合法第7条第4号(報復的な不利益変更)に該当する不当労働行為として追加の救済申し立てをします。

★12月27日付で申し立てをした「追加申請」に対し道労委は正式に受理しました。

2010年12月21日火曜日

葵学園不当労働行為事件、第1回審問開かれる ~21日  

高田雪子さん(前執行委員長)、上野理事長(被申立人)の前で明確に組合差別・不当性を訴える

☆21日午後2時半から開かれた第1回審問は、組合側代理人の長野弁護士が証人の高田さんに対して1時間の尋問があり、学園側代理人の野村弁護士からは5分程度の尋問があっただけでした。
高田さんへの尋問は入所から組合結成、差別待遇や変形労働時間、就業規則、再雇用・拒否に至る学園の組合に対する嫌悪・差別について。組合差別・嫌悪が長期間に渡り、系統的に行われている実態、救済申し立ての争点になっている「団交拒否」にいたる核心についの質問にも明確にきっぱり証言しました。

☆高田さんの感想 ~証人になるのは「おしりペンペン事件」以来の2度目ですが、緊張しました。あちらの代理人から執拗な反対尋問が来るかと思っていましたが、何もなかったので、ほっとして力が抜けてしまいました…」と話していました。

☆申立人の葵労組からは他の組合員は参加せず、「帯労連」からは執行部ひとりも傍聴しませんでした。「帯労連」労働相談員の澤村さんも補佐人として出席しましたが、交通費は出してくれなかったということです。次回は1月17日、上野敏郎理事長の証人尋問です。

2010年12月18日土曜日

葵学園不当労働行為事件、21日に第1回審問  

前執行委員長、高田雪子さんが証人に

☆12月21日火曜、午後2時半から北海道労働委員会で行われる第1回審問は、葵労組前執行委員長の高田雪子さんへの証人尋問です。葵学園(上野敏郎理事長)では定年後の再雇用制度の対象者第1号が、組合委員長の高田さんだということを意識して、3月ぎりぎりまで交渉を長びかせ、最終的にはその問題での団体交渉申し入れに対して代理人・弁護士が文書により「団交拒否」という、明白な不当労働行為をしてきました。

☆葵労組と帯労連は、北海道労働委員会に組合との団交拒否は不当労働行為だとして、救済申し立てをしていました。現在まで帯広にて3回にわたる調査を終え、いよいよ札幌での道労委にて審問が始まります。


「帯労連」現執行部、「葵闘争は支援しない」姿勢。
     「はしごはずし」脱線状態

☆「帯労連」はたたかう地域センターの歴史に幕を降ろし、現在、共産党市議予定候補の選挙事務所の一角に、どんな事情か加盟組合にも知らされないまま、強引に引っ越しました。17日現在、「帯労連」の看板もかかげていない様子です。10月29日の臨時大会で大幅に支配介入してきた新事務局長・新執行委員を加えた現執行部の横暴ぶりは、目に余ります。

☆その新執行部は、高田さんに関わる葵闘争の支援をしないと明言しています。「支援してほしいなら頭さげにこい」という官僚的な姿勢は、労働組合のあり方から逸脱しています。葵闘争は「帯労連」の「政変」のコマにされ、組合も不団結状態です。労働組合の不団結を一番喜ぶのは誰でしょうか? 「帯労連」の現執行部は、労働組合運動を知らない・やれない集団と言わざるを得ません。それは労働組合の方針でやっているわけではないからです。

☆12月16日の「帯労連」定期委員会では、帯広地域労組からの出席者に対し、新執行部をかつぎ出した高教組十勝支部支部長から、帯広地域労組からの新任あいさつハガキに文句をつけ、睨むようにして「良く来られたものだ」と言われたと告白しています。 労働組合はあくまでも要求の一致であり、個人の思想・信条、意見の違いによってお互いに差別されたり排除したりすることは、政党からの独立をかかげている帯労連の方針にもありません。 これでは加盟組合としての権利の行使をするために出席する機関会議さえ気に入らない組合を排除するつもりなのでしょうか。

☆「帯労連」は1カ月にして事務所も引っ越し、看板も外し、毎年行ってきた春闘共闘からの「日の丸・君が代」問題の小中高校長への申し入れを「政治的活動はしない」との理由でやめ、「旗びらき」も「金がかかる」との理由でやめるそうです。「旗びらき」は労働者の一年の活動をスタートさせるシンボルみたいなもので政党や労働組合では当たり前の行事です。あらためて予算など必要のない独立採算でおこなっているものです。

☆加盟組合の組合員の意志とは関係なく彼らの行う「春闘学習会」には主催者を隠したままで共産党帯広現職市議を迎えて学習会をやるとのことです。労働組合は下からの要求闘争です。命令が全ての官僚支配体制では自滅の道をすすむだけです。支離滅裂、この先真っ暗闇の中をどこにこぎ出すのか「帯労連」の小集団の行動は大変興味のあるところです。