2011年2月1日11時55分
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新年度のNHK語学番組の出演者発表会見が31日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた。毎年人気タレントが出演するのが恒例となっているテレビ講座では、中国語に藤原紀香、イタリア語に高橋克実、ドイツ語に内田恭子がそれぞれ起用された。(アサヒ・コム編集部)
会見はかつての人気番組をリニューアルする「実践!英語でしゃべらナイト」に出演するタレントのパトリック・ハーラン、「ニュースで英会話」に出演中のフリーキャスター中川倫子の司会で進められた。「オファーをいただき、うれしかった」という藤原紀香は、北京の空港で買ったスリット入りのチャイナドレスで登場。プライベートで中国に旅して漢方の講義を受けたこともあるという。中国から映画出演のオファーも来ているといい、「文化を学びながら言葉を学びたい」と抱負を語った。
対照的に、イタリア語講座を担当する高橋克実は「イタリア語とはまったく縁がなかった」という。「五十の手習いで秋口にはベラベラになりたい。英語を半年習うよりもイタリア語の方がつぶしがきくのでは……」と楽観的な見通しを述べた。生まれてから2歳までドイツで暮らしていた内田恭子は、幼い頃「Bis Morgen」(また明日)と声をかけられて眠りに就いた記憶が残っているといい、「自分の子供にもBis Morgenと言ってあげたい」と話した。
語学番組などを扱うラジオ第2放送は、満州事変の起きた1931年に都市部で放送を始めた。NHKによると、現在テレビ・ラジオ合わせて10言語(英・独・仏・伊・スペイン・ロシア・中国・ポルトガル・アラビア語、ハングル)計48講座の語学番組を展開。PCや携帯を利用するクロスメディアサービス、テキストのデジタル化も進めている。NHKでは新年度を「R2創業80年」として様々な企画を用意した。目玉のひとつは、あらゆるレベルの利用者に向けた英語番組の再構築「英語グランドデザイン」プロジェクト。第一弾として、今年4月から必修化される小学校英語に対応した「プレキソ英語」をスタートさする。
ラジオ・地上波の新年度講座は3月28日(月)開始。